YAYは8月22日、「AI利用状況」の調査結果を発表した。同調査は、2024年7月17日から18日の間、従業員1,009人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 個人的に業務でAIツールを利用しているか

はじめに、個人的に業務でAIツールを利用しているかを聞いたところ、7割以上が「個人的に業務でAIツールを利用していない」という結果に。AIツールを利用している人は26.4%だった。

  • どの媒体でAIツールを利用しているか

個人的に業務でAIを利用していると回答した人に対し、どの媒体でAIツールを利用しているかを尋ねると「パソコン」(83.1%)が最も多く、次いで「スマートフォン」(43.6%)となった。

  • AIを活用しているシーン/ツール

会社としての取り組みの中でAIを活用しているシーンとしては何があるかを聞くと、約6割が「利用/導入をしていない」(61.0%)と回答。会社全体ではAIツールはあまり活用されていないことが明らかになったという。

前項の質問で「AIを利用/導入している」と回答した人に対し、会社全体で活用しているAIツールを尋ねたところ、「文章生成AI」(44.7%)と回答した人が最も多く、次いで「議事録AI」(32.5%)、「チャットボット」(30.2%)と続いた。

  • AIを利用することによって受けられる恩恵

AIを利用することによって受けられる恩恵は何かを聞いたところ、「生産性の向上」(50.5%)が最多に。課題はあるものの、半数以上がAIツールを活用することで生産性の向上という恩恵を受けられると回答した。

  • 未だ利用/導入に至っていない理由

一方、「AIツールを利用/導入していない」と回答した人に対し、いまだ利用/導入に至っていない理由は何かを質問すると、「コストがかかる」(24.1%)が最多回答であった。

YAYによると「AIツールを活用することにメリットはあると認識していても、コストがかかることや導入する必要性などの懸念があり、導入には至っていないようだ」としいう。