ウェストハムがパリ・サンジェルマン(PSG)所属のスペイン代表MFカルロス・ソレールに関心を寄せているようだ。 21日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
フレン・ロペテギ新監督を迎えたウェストハムは今夏の移籍市場で大型補強を敢行。昨シーズンのチャンピオンシップで21ゴール10アシストを記録し、最優秀選手(MVP)に輝いたオランダ人FWクリセンシオ・サマーフィルを獲得すると、2022-23シーズンのブンデスリーガ得点王で今夏のEURO2024でも活躍したドイツ代表FWニクラス・フュルクルクとも4年契約を締結した。
そのほか、イングランド人DFマックス・キルマンや同国代表DFアーロン・ワン・ビサカ、アルゼンチン代表MFギド・ロドリゲスも獲得するなど各ポジションに実力者を加えているウェストハムだが、移籍市場の閉幕が迫るなか、中盤のさらなる強化に乗り出す可能性があるという。
獲得を狙っているのがPSGで活躍中のソレール。バレンシアの下部組織で育った27歳は2016-17シーズン途中にトップチーム昇格を果たし、同クラブで公式戦通算226試合の出場で36ゴール31アシストをマーク。2022年夏には総額2100万ユーロ(現在のレートで約34億円)と報じられた移籍金でPSGへ加入し、ここまで公式戦通算63試合出場8ゴール8アシストという成績を残している。
報道によると、PSGはソレールの移籍金として2000万ポンド(約38億円)程度を要求しているとのこと。ウェストハムは既に初期の交渉に臨んでいるが、プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)の観点から、完全移籍での獲得のためには既存戦力の売却が必要不可欠のようだ。こうした状況を考慮し、同クラブは買い取りオプションまたは義務が付随したレンタル移籍も選択肢に入れているという。
一部では日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダからの関心も報じられているソレール。果たして今夏にどのような決断を下すのだろうか。