bondaviは8月15日、都道府県別・学習時間ランキングを発表した。調査は2024年4月1日~7月31日、集中アプリ「集中」の行動データより、都道府県別に集計した。なお、「集中」のユーザーは90%以上が学習用途(72.4%が学生、18.8%が社会人)にアプリを利用していることが分かっており、データは(特に学生の)学習時間を反映したものとなっている。

  • 自主学習時間ランキング

1位の山口県は例外的な結果となったが、全体の傾向としては、人口密度の高い都道府県(≒ 都会)は学習時間が多い傾向が見られた。都道府県を人口密度順に並べると、人口密度の高い都道府県では学習時間が長い傾向が確認された。(下図では学習時間が長いと緑色、短いと赤色で表示されている)

  • 人口密度順の学習時間

また、この傾向は人口密度Top5、Worst5の都道府県を比較しても確認される。

  • 都会の方が学習時間が長い

「『都会の方が自主学習の時間が多い』という点については、予想通りの結果に。都会では年齢が低い頃からの受験文化から始まり、学習の動機となる競争が強い傾向にあると推察される。上記データの背景には、そのような競争社会が一因としてあるのかもしれない。しかし、学習時間がもっとも多い山口県は人口密度が高い訳ではなく、それだけでは説明のつかない結果となった。現時点では十分な説得力を持つ説は見つかっていない」と調査ではコメントしている。