シンガーソングライターの大黒摩季が、TBS系日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(毎週日曜21:00~)の第7話(8月25日放送)で地上波ドラマに初出演することが18日、発表された。また、俳優の城田優の出演も決定した。
『ブラックペアン シーズン2』は、2018年4月期に二宮和也主演で放送された日曜劇場『ブラックペアン』の続編。シーズン1から6年後の物語となる今作で二宮は、シーズン1で演じた渡海征司郎ではなく、人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦を演じている。
第5話で、最先端医療AI「エルカノ」との息の合った華麗なオペを成功させた天城(二宮)。今夜第6話が放送される。
日本医学会会長選で劣勢になった維新大の菅井教授(段田安則)は、医学会に大きな影響力を持ち、エルカノの研究にも出資をしている日本一の自動車メーカー・ウエスギモータースの上杉会長(堺正章)のオペを成功させて会長選を有利に持っていこうとしていた。維新大の早川(瀧内公美)が開発したエルカノIIと、ダーウィンがコラボした最新医療ロボット「エルカノ・ダーウィン」を使って上杉の手術を行うという。そこには、高階(小泉孝太郎)の協力もあった。しかし、上杉からはそれを操縦する医者も世界一を用意しろと言われる。そして、その場に現れたのは天城だった。天城は菅井から上杉の総資産が6000億円というのを聞いて、エルカノ・ダーウィンにダイレクト・アナストモーシスを学習させることを承諾したのだった。
さらには、上杉の手術をするための臨床試験のオペは、東城大に入院しているダイレクト・アナストモーシスが必要な患者で行われることになり、ライバル関係にある東城大と維新大が手を組むことになった。
臨床試験のために東城大を訪れた早川は猫田(趣里)と遭遇。昔、維新大の看護師だった猫田とは何か因縁があるようで。猫田の知られざる過去、そして、シーズン1では描かれなかった渡海と猫田の関係がついに明らかになる。
■東城大の副院長役に大黒摩季 天城に接近する社長役に城田優
このたび、第6話の放送に先駆け第7話のゲストとして大黒摩季、城田優の出演が発表された。地上波ドラマ初出演の大黒が演じるのは東城大の副院長で内科医の江尻紀恵。エルカノを使ったオンライン診療の研究を維新大の教授と進めており、病院長である佐伯教授(内野聖陽)も医療発展のためならと応援している。佐伯が日本医学会の会長になれば次の病院長は江尻になると東城大では噂になっているが。
舞台やテレビドラマなどに多数出演し、俳優として活躍している城田は『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2021年)以来のTBSドラマ出演となる。城田が演じるのは、今夜放送の第6話に登場する日本一の自動車メーカー・ウエスギモータースの会長で総資産は6000億ともいわれる上杉歳一(堺正章)の息子で、同企業の社長・上杉歳弘。歳弘はとある企みがあり天城に接近する。さらに維新大の菅井教授とも何やら関係があるようで……。
【編集部MEMO】
原作は、海堂尊氏の小説『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』(講談社文庫)。“バブル3部作”と呼ばれる『ブラックペアン』シリーズの『ブラックペアン1988』『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』は累計発行部数160万部を突破しており、ファンから熱烈な支持を受けている。
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