現在放送中のTBS系金曜ドラマ『笑うマトリョーシカ』(毎週金曜22:00~)で、玉山鉄二扮する鈴木俊哉の学生時代を演じている西山潤にインタビュー。SNSでは鈴木を演じる2人が「似ている」と反響を呼んでいるが、西山はガラケーを使っているためSNSは自分ではチェックしておらず、人から反響を聞いているという。今の時代にガラケーを使っている理由を西山に聞いた。

  • 西山潤

    西山潤 撮影:蔦野裕

『笑うマトリョーシカ』で鈴木俊哉の学生時代を熱演

早見和真氏の同名小説を原作とする本作は、主人公の新聞記者・道上香苗(水川あさみ)が、若き人気政治家・清家一郎(櫻井翔)とその秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二)を取り巻く黒い闇を追うヒューマン政治サスペンス。清家と鈴木の謎めいた過去やルーツにつながる回想シーンも重要なパートとして描かれており、清家の学生時代を青木柚、鈴木の学生時代を西山潤、渡辺大演じる清家の後援会会長・佐々木光一の学生時代を濱尾ノリタカが務めている。

西山に本作の反響をどのように感じているか尋ねると、「僕はガラケーを使っているということもあってSNSを見ないんです。家にiPadがあるのでインスタグラムは少しやっていますが、自分で見るということはしていなくて」とガラケーを使っていると告白。

2021年にスマートフォンからガラケーに変えたそうで、「SNSを見ないためにガラケーに変えました。僕は良いことも悪いことも全部飲み込んでしまうので、調子に乗ってしまうし、落ち込んでしまうし。だからデジタルデトックスしました」と理由を説明する。

ガラケーにしてから反響などはSNSで見るのではなく「耳で聞いています」とのことで、本作の反響も人から教わっているという。

「現場でプロデューサーから『玉山さんに似てるという声がすごくたくさんあったよ』と教えてもらいました。役を通して似てると言ってもらえるのはすごくうれしいですね」

  • (C)TBS

デジタルデトックスで「人との会話が増えた」

デジタルデトックス後の変化を尋ねると、「人をすごく見るようになりましたし、人とすごく話すようになりました」と答えた。

「ガラケーだと電話とショートメールしか使わないのでほとんど見ないです。欲しい情報はその場で調べるのではなく、持ち帰ってiPadで調べたり、人と話して解決したり、人との関係が増えた気がします。携帯を見ていると下を向いたままですが、携帯を見ないと前を向きますし、人との会話が増えて、すごくいいことだなと思っています」

そして、人と直接コミュニケーションを取る大切さを改めて感じているという。

「便利な世の中になっていますが、携帯の中で終わらすのではなく、言いたいことがあったら直接言うようにしていきたいなと。マネージャーさんには、データが送れないとか不便をかけてしまって申し訳ないですが(笑)、引き続きデジタルデトックスを続けていきたいと思います」と語っていた。

  • 西山潤
  • 西山潤
  • 西山潤
  • 西山潤
■西山潤
1998年7月12日生まれ、神奈川県出身。2006年に映画『サイレン~FORBIDDEN SIREN~』でデビュー。映画『20世紀少年』(08~09)では主人公・ケンヂの幼少期を演じる。近年の主な出演作はドラマ『ドラゴン桜』(21)、『初恋の悪魔』(22)、『ホスト相続しちゃいました』『VIVANT』『どうする家康』『こういうのがいい』(23)、『好きやねんけどどうやろか』(24)、映画『風の奏の君へ』(24)など。