TENGAが展開する女性向けセルフプレジャーアイテム・ブランド「iroha」が誕生して11年目。昨年からブランドのアンバサダーを務めているのが、モデルで俳優の水原希子さんです。既存の価値観にとらわれずに、自分自身の言葉で等身大の想いを表現し、Instagramのフォロワー数784万人と、SNSの人気も絶大。同アンバサダーに就任した際には、「2013年当時、お店にirohaのアイテムが並んでいるのを見て、『やっと女性のためのアイテムが出た!』と思った」とブランド当初からのファンだと明かしていましたが、そんなポジティブで飾らない姿勢も、多くの同性から共感を集める理由のひとつでしょう。

  • 「水原希子×iroha」コラボアイテムのローンチを記念したトークイベントが開催された

このほど、“希子マインドに学ぶ! 自分もパートナーも・もっと幸せになるためのルール”と題したトークイベントが都内で開催され、水原さんの率直な恋愛観や、良好なパートナーシップの心がけが明かされました。

無意識に“重くない女性”を演じていたと気づいた

パートナーとのコミュニケーションは「永遠の課題ですよね」と笑った水原さん。大切なことは「とにかく素直でいること」とし、「今の彼に出会って、すごく変わった」といいます。そのきっかけは、現在のパートナーから「やさしくていい子な姿だけじゃなく、悩みや苦しみや葛藤、完璧じゃないところをもっと出して欲しい」と告げられたこと。それまでの恋愛では、過去のパートナーから「重い」と言われて傷ついた経験もしたそうで、“相手に良く思われるために、重くない女性を無意識に演じている”自分に気づいたといいます。

  • 今回のコラボアイテムの「はまなすの花」の色をイメージした衣装で登場した水原さん

オープンマインドでいるのは簡単なことではないし、否定されるくらいなら黙るという選択にも理解を示しながら、それでも「自分の直感は自分にしかわからないものだから、その声に耳を傾けて。気持ちを正直に相手に伝えることは、相手を傷つけたり、責めることではないと思います」。自分の気持ちを相手に伝えるために大切なことは、“やさしさと思いやりの気持ちを持つこと”、と水原さん。

  • 会場にはirohaのさまざまなアイテムも展示されていた

ここで司会のTENGA広報・西野さんが、店舗にくるお客さんから「彼が嫉妬するから、プレジャーアイテムを持っていることは内緒にするという女性も多い」と、恋人のセルフプレジャー・アイテムに対して男性が抱きがちな本音を明かすと、「プレジャーアイテムは、ライバルじゃなく友達です!」ときっぱり。「男性に理解してもらいたいのは、セルフプレジャーには健康という側面もあるということ。体の反応によって体調の気づきや膣トレにもなる。ライバル視ではなくヘルシーなものとしてみて。女性が“自分のここちよいポイント”を知ることで、関係性がよくなるきっかけにもなります」と、アドバイスを送りました。

一般女性からのお悩みに、水原さんの回答は?

トークセッションの後半には、irohaのSNSで募集した⼀般女性のリアルなお悩みや質問に、水原さんは自身の経験談などを交えながら真剣に回答するコーナーも。

  • 遠距離恋愛中の水原さん、なかなか会えない寂しさをどう克服するかの質問には…

「遠距離や時差で彼となかなか会えないときに、希子さんは寂しさをどう紛らわしますか?」(20代・女性)

「ぜんぜん大丈夫です(笑)。なぜかというと、一人でいる時間も好きだし、会えない時に『会いたいな』と“miss”する気持ちもすごく好き。自分が充実していた時間のことを彼に話すことも好き。彼とずっといると甘え過ぎちゃうから、一人でいるときは自立して行動して、それでまた一緒に過ごす関係性がちょうどいい。触れ合いたい時は……その気持ちの昂りを上げて、会った時により楽しむ、そういうマインドセットで(笑)」

「男性経験がないことがコンプレックスです」(20代・女性)

「もうほっといてください! ですよね(笑)。『この人だ!』と感じられる人と出会うまで、自分を大切にしているということなので、焦らないで大丈夫」と温かいエールを送った水原さん。「もし、自分の個性や自分らしさを否定されてしまったら?」という司会者からの問いかけに、「しょっちゅうです。誰かにそう言われていると思うと悩みますが、同じよう思いを抱えてる人は自分だけじゃないから。ダメージを受けたときには自分にやさしく、好きなことをして、癒されます」と率直に語りました。

  • 新作アイテムと同じはまなす色のカクテルドリンクも登場

「長く付き合うと、相手を当たり前の存在に思ってしまいます」(20代・女性)

互いに慣れ切った関係になったときに、どうすれば相手を大切にできるか? という質問に、「これもあるあるですね」と共感しながら、「最近とあるルーティンを始めまして……傍から見たらどうなのって感じだけど、『いつも私の夢をかなえてくれてありがとう』とか『素晴らしい景色を見せてくれてありがとう』と感謝を声に出すんです。そうすると、幸せな気持ちが湧きあがって泣きそうになる」と、ヨガや瞑想をしたあとの“朝の習慣”を紹介。「照れくさいけど、『ありがとう』といえる時間を作ると、やさしくなれるかもしれません」とアドバイス。

さらに水原さんは、パートナーと性の話をする難しさについても触れ、「相手のことを愛していて、よりよい関係にしたいという気持ちを伝えることが大事。その問題を解決したら、さらに強い関係性になれると思います」と、真摯に語っていました。