トレジャープロモートが運営する「株の学校ドットコム」は8月2日、株式投資への取り組み実態についての調査結果を発表した。調査は2024年7月22日~23日、10,000人(男性4978人、女性5022人)を対象にインターネットで行われた。

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株式投資に取り組んでいる人、トップは埼玉県

「あなたは株式投資に取り組んでいますか?」という問いに対して「はい」と回答した人の割合は、全国平均は26.7%(各都道府県の数値を47で割って算出)。都道府県別のランキングを見てみると、最も割合が高かったのは埼玉県の38.2%。全国平均と比べて11.5ポイント高くなっている。東京都は第2位の37.4%だったが、首位の埼玉との差はわずか0.8ポイントだった。

第3位は愛知県の34.8%、第4位は兵庫県の32.6%、第5位は福岡県の32.5%で、大都市圏に属する都県が上位を占める結果となった。

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株式投資に取り組んでいる人の割合が3割を超えたのは、12都府県に留まった。ただ、6位の奈良県(32.0%)や7位の滋賀県(31.7%)、9位タイの和歌山県と岐阜県(30.3%)がトップ10にランクインしたほか、多くの道県が20%台で拮抗しており、地域差はさほど大きくないと言えるのかもしれない。

最も数値が低かったのは鹿児島県の18.1%。次いで、わずかの差で秋田県が18.3%だった。岩手県(19.3%)と宮崎県(19.8%)を含めた4県のみが、2割を下回っている。首位の埼玉県(38.2%)と鹿児島県との差は20.1ポイントで、2倍以上の差となった。

埼玉県では男性の2人に1人が株をやっている

男女別に見ると、男性の全国平均は34.2%で、全体の26.7%より7.5ポイント高くなった。最も高かったのは全体と同じく埼玉県で、その割合は50.0%(全体では38.2%)。埼玉県では、男性の2人に1人が株式投資に取り組んでいることになる。

男性の第2位は島根県の48.3%(全体24.7%)、第3位は東京都の46.5%(全体37.4%)、第4位は兵庫県の44.8%(全体32.6%)、第5位は富山県の43.8%(全体29.8%)となっている。上位10都県で4割を超えており、男性における株式投資への関心の高さがうかがえる。

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女性トップは大分県、株式投資で"男女差"も

女性の全国平均は19.1%。2割に届かず、男性の34.2%比べても15.1ポイント低い結果となった。トップは大分県の29.1%で、同県の男性(28.2%)よりも高い結果となった。女性の割合が男性を上回ったのは、大分県のほかには19位の高知県(21.7%/男性18.4%)のみ。

ただ、大分県の29.1%という数字は、男性のランキングに当てはめると34位。また、23位の兵庫県(19.7%)以降の25道県で2割を下回っており、45位の島根県(10.4%)の場合、2位に入った男性(48.3%)との差が47都道府県で最大の37.9ポイントになった。株式投資における男女差はまだまだ大きいようだ。

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