JR東日本は29日、上野駅にて「PLATFORM 13」を8月1日に全体開業すると発表した。同駅13番線ホームを活用し、全長100mの映像投影機能を備えることで、圧倒的な世界観を表現できる唯一無二の映像体感空間を創出するという。

  • 「PLATFORM 13」イメージ

「PLATFORM 13」では、上野駅13番線地平ホーム壁面に設置した全17面(高さ約2.4m、全長約100m)のプロジェクターとスピーカー、ピクチャーレール、カラー演出が可能な色調整機能など用い、ホーム全体を使った圧倒的スケールと臨場感で放映。協力企業とのタイアッププロモーション、自治体と連携したPR活動、新商品の紹介、企業ブランディング等のイベントスペースとしての活用が想定されている。ホーム空間ならではの演出として、JR東日本の車両を活用した企画も検討しているという。

全体開業第1弾の取組みとして、8月に実写映画版が公開される『ブルーピリオド』とタイアップした企画を8月1~25日に展開。「PLATFORM 13」でオリジナル映像を放映するほか、藝大生コラボアートグラフィック装飾、駅構内や周辺の商業施設を回遊するスタンプラリー、壁面のオリジナルアートコンテンツなど行い、『ブルーピリオド』で上野駅全体をジャックする予定となっている。

  • 『ブルーピリオド』の「PLATFORM 13」オリジナル放映コンテンツイメージ

  • 『ブルーピリオド』と「PLATFORM 13」のタイアップ企画メインビジュアル

秋頃には、「鉄道×アート」コンテンツも放映予定。「PLATFORM 13」の壁面全体を活用し、上野駅の歴史を彩ってきた名列車たちとグラフィックデザイン、書道家が書き下ろした列車愛称の書道アートがコラボする大迫力のデジタルアート映像が見られるという。