日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’24』では、『春くんの家 障害あっても得意なことを』(山口放送制作)を、きょう28日(25:05~)に放送する。

  • 『春くんの家 障害あっても得意なことを』より

春くんこと大谷春樹さん(21)は知的障害と発達障害がある。自転車競技に夢中で、昨年、知的障害者で競う世界大会で銀メダルを獲得した。

春樹さんは4人兄弟で3人に障害がある。二男の優斗さんは自閉症スペクトラムなどで、四男・悠喜さんは知的障害に加え難病の筋ジストロフィーも。「得意なことを見つけよう」をモットーに、それぞれの個性を伸ばしたいという両親が兄弟4人を優しく包み込む。

取材に行くと、春樹さんの家はいつもにぎやか。春樹さんは得意の自転車競技や大好きなゲームのことを、得意げに母親の藍さんに話し続けます。二男の優斗さんは大好きな歌を口ずさみながら、ブリッジをして喜びを体いっぱいに表現。三男の修也さんは笑顔で弟の面倒をみる。四男の悠喜くんは部屋の電気が灯っているのが嫌で、泣き出してしまうことも。そんな子どもたちを父親の正樹さんと母親の藍さんは、時に厳しく、時にやさしく包み込む。

自転車競技と出会ってからというもの、春樹さんは様々なことに前向きに挑戦するように変わってく。そんな長男の様子を目の当たりにした両親は、他の子どもたちにも「得意なこと」を見つけ、「好きなこと」をさせてあげたいと言う。

障害は「個性」でもあるとよく言われるが、春樹さんの家を取材したスタッフたちは、4人の子どもたちそれぞれの個性に触れることができたという。