ベイスターズに欲しい!? DeNA、トレード獲得候補に挙げられる6人。他球…

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 1998年以来のリーグ優勝を目指す横浜DeNAベイスターズ。今季は交流戦後半から調子を上げ、リーグ優勝を狙える位置につけている。しかし、主力選手の不調や故障離脱も起こっており、さらなる補強も考えられる状況だ。そこで今回は、DeNAのトレード市場における獲得候補となり得る選手を紹介したい。(※今季成績は7月25日時点)

 

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岩田将貴(阪神タイガース)

・投打:左投左打
・身長/体重:178cm/75kg
・生年月日:1998年6月16日
・経歴:九州産大九州高 - 九州産業大
・ドラフト:2020年育成選手ドラフト1位
 
 球界でも貴重な変則左腕である岩田将貴。リリーフ陣が不足している横浜DeNAベイスターズにとっては、魅力的な存在になりそうだ。
 
 九州産業大から2020年育成選手ドラフト1位で阪神タイガースに入団すると、プロ2年目の7月には支配下契約を勝ち取った。
 

 
 同年はファームで41試合に登板し、4勝1敗、防御率1.97の好成績をマーク。しかし、一軍登板は果たせなかった。
 
 今季も二軍では中継ぎとして31試合に登板し、防御率1.35。与四球も少なく、安定感は抜群だ。
 
 今季のDeNAはリリーフ陣が課題となっており、特に左の枚数は少ない。坂本裕哉が奮闘しているものの、層の薄さは否めない。
 
 岩田はプロ入り以降、一軍のマウンドに立った経験はない。それでも、大崩れしないファームでの投球を見ると、リリーフに苦しむDeNAでは登板機会がありそうだ。






前佑囲斗(オリックス・バファローズ)

・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/90kg
・生年月日:2001年8月13日
・経歴:津田学園高
・ドラフト:2019年ドラフト4位
 
 なかなか一軍での登板機会がない前佑囲斗。今季のファームでの投球を見ると、リリーフに苦しむチームであれば興味を抱きそうだ。
 
 津田学園高から2019年ドラフト4位でオリックス・バファローズに入団。高卒での入団ということもあり、プロ入り後はしばらくファームで実戦経験を積んだ。
 

 
 そんな中、昨季ついに一軍デビュー。6月11日のDeNA戦でプロ初登板を果たし、同年は2試合の登板に終わったものの、いずれも無失点に抑えた。
 
 今季はファームで24試合に登板し、防御率2.16をマーク。だが、チームで故障者が続出したにも関わらず、一軍での登板には至っていない。
 
 オリックスは強力なリリーフ陣を誇っており、ルーキーの古田島成龍、育成出身の才木海翔ら若手が台頭。昨オフにトレードで獲得した吉田輝星も、多くの登板機会を得ている。
 
 一方、今季のDeNAは伊勢大夢や山崎康晃が不調。J.B.ウェンデルケンも復帰の見通しは立っているが、本調子を取り戻すまで時間を要する可能性がある。
 
 上記のことを踏まえると、前がDeNAの大きな戦力になる可能性もありそうだ。





遠藤淳志(広島東洋カープ)

・投打:右投右打
・身長/体重:186cm/89kg
・生年月日:1999年4月8日
・経歴:霞ヶ浦高
・ドラフト:2017年ドラフト5位
 
 一時はブレイクの兆しを見せた遠藤淳志。ただ、広島東洋カープの投手層は厚いため、立場は厳しくなりつつある。
 
 霞ヶ浦高から2017年ドラフト5位で広島に入団した遠藤。プロ3年目の2020年は先発として19試合に登板し、2完投を含む5勝6敗、防御率3.87をマーク。飛躍の兆しを見せた。
 

 
 しかし、以降は伸び悩んだ。2022年も主に先発を務め、20試合に登板したものの4勝どまり。昨季は4月6日の阪神戦で幸先良く白星をあげ、新井貴浩監督にも就任後初勝利をもたらしたが、遠藤自身はこの1勝のみに終わった。
 
 今季は6月16日の楽天戦で初登板したが、2イニングを投げて1安打2四球。無失点には抑えたが不安の残る内容となり、現在はファームに降格している。
 
 今季の広島は、チーム防御率、救援防御率ともにリーグトップを誇っており、投手陣は盤石。ストレートや縦に割れるカーブが魅力の遠藤だが、登板機会は限られてきている。
 
 一方、DeNAのチーム防御率はリーグ5位、救援防御率はリーグ最下位となっている。リリーフ陣は無論、先発陣も石田健大の離脱や、濵口遥大の状態を考慮すると盤石とは言い難い。
 
 今季の遠藤はファームでまずまずの投球を見せており、年齢も25歳と若い。一軍で活躍した時期もあるだけに、DeNAに加入となれば、頼もしい存在になりそうだ。







笠谷俊介(福岡ソフトバンクホークス)

・投打:左投左打
・身長/体重:173cm/73kg
・生年月日:1997年3月17日
・経歴:大分商
・ドラフト:2014年ドラフト4位
 
 投手陣に苦しむ横浜DeNAベイスターズだが、その補強ポイントに合いそうなのが笠谷俊介だ。
 
 大分商から2014年ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団し、プロ3年目には一軍のマウンドを経験した笠谷。
 

 
 すると、2020年には先発、リリーフの両輪で20試合に登板し、4勝4敗、防御率2.84をマーク。また、57イニングを投げて67個の三振を奪うなど、高い奪三振能力も示した。
 
 昨季は一軍で8試合の登板にとどまったが、リリーフとして防御率1.59をマーク。だが、11回1/3を投げて8四球を与えるなど、制球力が課題となっていた。
 
 迎えた今季は、先発に再転向。一軍での登板はないが、ファームではまずまずの投球を披露している。
 
 現在のDeNAは中継ぎが不足しており、特にサウスポーは坂本裕哉のみという状況。ジョフレック・ディアスもいるが、一軍での登板機会は少ない。
 
 今季は先発をメインとしている笠谷だが、DeNAの中継ぎ左腕としてなら、面白い存在になるかもしれない。





林晃汰(広島東洋カープ)

・投打:右投右打
・身長/体重:181cm/100kg
・生年月日:2000年11月16日
・経歴:智弁和歌山高
・ドラフト:2018年ドラフト3位
 
 一軍で2桁本塁打を放った実績がある林晃汰。ここ数年は不振に苦しんでいるが、一発長打は大きな魅力だ。
 
 智弁和歌山高から2018年ドラフト3位で広島東洋カープに入団すると、プロ3年目の2021年には一軍で102試合に出場し、打率.266、10本塁打、40打点をマーク。ブレイクの兆候を見せていた。
 

 
 しかし、以降は成績が下降気味に。翌2022年はまさかの一軍出場なしに終わると、昨季も20試合の出場で打率.207、1本塁打、5打点に終わった。
 
 今季は5月中旬から一軍に昇格。しかし、13試合の出場で打率.241(29打数7安打)とアピール不足に終わり、現在はファームでプレーしている。
 
 林は主に一塁や三塁を守るが、三塁には同学年の小園海斗が定着。一塁も坂倉将吾や堂林翔太、ジェイク・シャイナーなどで争っている。
 
 一方、DeNAの三塁には宮﨑敏郎が君臨しているが、35歳という年齢もあるため、後釜が必要となっている。
 
 後釜候補の筆頭にはルーキーの井上絢登が挙がるが、井上は外野も守れる選手。林を獲得することがあれば、将来的には長打力のある左打者2人を併用することもできそうだ。






瀧中瞭太(東北楽天ゴールデンイーグルス)

・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/93kg
・生年月日:1994年12月20日
・経歴:高島高 - 龍谷大 - ホンダ鈴鹿
・ドラフト:2019年ドラフト6位
 
 一軍で2桁勝利の実績がある瀧中瞭太。近年は低迷しているが、年齢も考慮するとまだ活躍の余地がありそうだ。
 
 ホンダ鈴鹿から2019年ドラフト6位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団すると、プロ2年目の2021年に開幕ローテーション入り。同年は20試合に先発登板して10勝5敗、防御率3.21をマーク。制球力も光り、ブレイクの1年となった。
 

 
 しかし、翌2022年も開幕ローテーションには入ったが、同年は15試合の登板で2勝9敗、防御率4.62。前年とは打って変わり、大きく低迷した。
 
 昨季は3年連続の開幕ローテーション入りを果たし、同年5月14日の西武戦では9回1死までノーヒットピッチングを披露。しかし、その後は不調に陥り、6月下旬以降は一軍のマウンドに立てず。同年は8試合の登板で2勝4敗、防御率3.83で終えた。
 
 今季は、開幕二軍スタート。6月15日の日本ハム戦で今季一軍初勝利を果たしたが、防御率5点台という数字が表しているように、不安定感は否めない。
 
 チームでは、藤井聖やルーキーの古謝樹が奮闘。ファームでは荘司康誠らも控えており、瀧中は安定感を取り戻せなければ、厳しい立場になる。
 
 一方、今季のDeNAはリリーフ陣が不安要素。先発としてはここ数年不安定な瀧中だが、多彩な球種を駆使する魅力もあるため、リリーフとして起用するのも面白いのではないか。
 
 また、今季はロングリリーフができる上茶谷大河が離脱中。先発投手が緊急降板した際に、ロングリリーフとして起用することもできそうだ。

 



 

 
【了】