14号本塁打を放った鈴木誠也

● カブス 2-3 ブリュワーズ ○

<現地時間7月24日 リグリー・フィールド>

 シカゴ・カブスが逆転負けを喫し、後半戦2カード連続の負け越し。鈴木誠也外野手(29)は「3番・右翼手」でフル出場し、14号本塁打を放った。

 1点ビハインドで迎えた初回の第1打席、鈴木はオープナー起用の左腕ザストリズニーと対戦。フルカウントから外角いっぱいのカットボールを振り抜き二遊間を破ると、打球速度109.5マイル(約176.2キロ)の鋭い打球は瞬く間に左中間フェンスに到達。二死から二塁打で好機を演出し、続くイアン・ハップの右前適時打で同点のホームに生還した。

 3回裏の第2打席は2番手右腕ウィルソンと対戦。カウント3-0からストライクを取りに甘く入った内角へのシンカーをフルスイング。打球速度104.9マイル(約168.8キロ)の弾丸ライナーを左中間スタンドへ叩き込んだ。自身8試合ぶり、後半戦初アーチとなる14号ソロで1点のリードを奪った。

 しかし、その後カブスは同点に追いつかれ、9回表、5番手エクトル・ネリスが3番コントレラスに適時二塁打を浴び決勝点を許した。カブスは連敗で地区首位ブリュワーズとの3連戦にカード負け越し。借金が6に膨らんだ。

 この試合の鈴木は4打数2安打、1打点、1三振という内容でチームの2得点に絡む活躍。今季成績は打率.264、14本塁打、OPS.805。この試合の一発でMLB通算48本塁打をマークし、日本人右打者として歴代トップの城島健司氏に並んだ。