俳優の高橋文哉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『伝説の頭(ヘッド) 翔』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)第1話が19日に放送され、SNSでは劇中に登場するアイドルグループ「古くさい街角のスケ番ズ(通称:街スケ)」の楽曲が話題となっている。

  • 『伝説の頭 翔』第1話より=テレビ朝日提供

■『伝説の頭 翔』、高橋文哉主演で実写化

『クロサギ』や『正直不動産』など、多くの実写化漫画の原案で知られる夏原武氏の原作デビュー作として、2003年~2005年にコミック雑誌「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載され人気を博した『伝説の頭(ヘッド) 翔』が満を持して初実写化。主演の高橋文哉が、1000人を超えるヤンキーたちを従える不良チーム「グランドクロス」を束ねる伝説の頭・伊集院翔と、クラスでもまったく存在感がなく、スクールカースト最下層の万年パシリ・山田達人という最強と最弱の二人を、一人二役で演じる。

そんな高橋扮するアイドルオタクのいじめられっ子・達人が命を懸けて激推しするアイドルが「古くさい街角のスケ番ズ(通称:街スケ)」。劇中を飛び出し、デビューすることも決定している。その楽曲「バッキャロー! LOVE」のサウンドプロデュース=作詞作曲を担当するのは1992年にロックバンド・シャ乱Qとしてデビュー以降、モーニング娘。のプロデューサーとして数々のヒット曲を生み出し、一時代を築き上げた後、アンジュルム、Juice=Juiceほか「ハロー! プロジェクト」のプロデューサーとしても名を馳せたつんく♂。編曲は、ハロプロ楽曲を多数手掛けた大久保薫氏が担当している。

■つんく♂、「バッキャロー! LOVE」は3回書き換えて完成

第1話冒頭のライブシーンで放送されると、SNSでは早速「ハロプロっぽいと思ったらやっぱりつんく♂が作ってた」「ハロオタなら絶対ハマる曲」「予想以上にハロプロ感強くて笑った」「いきなりつんく&大久保薫ソング流れ出してビビった」「ハロプロすぎる最高」とハロー! プロジェクトのファン中心に反響が。テレビ朝日公式YouTubeアカウントにて公開されているミュージックビデオにも「泣きそうになるくらい昔のハロプロ味強くて好きすぎる」「絶対つんくだと確信、即音源DLした」「ハロプロにほしかったレベルで大好き」とコメントが投稿されている。

発表時のコメントでつんく♂は、「正直『得意分野ですし、朝飯前っしょ』」と、気軽な気分でいたんですが、いざ始めると、『あれ? これ、実はちょっとむずいぞ。そこらにありふれててもダメだし、単にレトロ焼き直しでもダメ。。。うわ、まいった! 相当善処しないと速やかに対処出来ない』そう思ってしまいました。正直、三回書き換えました。その頃に声資料も届き、声の個性が歌詞や予想してた割り振りにもハマり『お! これならいける!』と、夜露○苦上等、納品させていただきました」と制作秘話を語っている。

■4人組アイドル、街スケメンバーとは

街スケは4人組で、達人が推すエース・彩姐(あやねぇ)こと藤谷彩は関水渚が演じる。ライブで発する「テメーら! 全員ブッ潰してやんよぉ!」「触んじゃねー、このシャバ憎がぁ!!」といった挑発的なセリフに注目だ。そして森香澄が、街スケのリーダー兼マネージャー・辻沢京子(キョーコ先輩)を担当。街スケのスケ番風の出で立ちはあくまでもコンセプトで、ドスを効かせる激しいステージを降りれば、スタッフにペコペコする。難波史帆(シッホー)役は、志田こはく。「耳の穴から指突っ込んで奥歯ガタガタ言わせたろか!?」といった啖呵を切る史帆を体当たりで演じる。外町小百合(サユリツン)に扮するのは吉田伶香。舌打ちしながらの「吐いたツバ飲まんとけよ!」といった昭和ヤンキー定番のキメ台詞を、多くの読者を魅了するグラビアでも培った表現力で、すごみを効かせて体現している。

26日に東京・六本木で開催される「『「伝説の頭 翔』ドラマファンミーティングイベント~夏のヤンキー大集合祭り~」(15:00~)では、街スケが「バッキャロー! LOVE」を初生パフォーマンスするほか、CD購入者限定特典のお見送り会が行われる。詳細は、公式サイト参照。

第1話は、現在TVerで配信されている。