俳優の杉野遥亮が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『マウンテンドクター』(毎週月曜22:00~)第2話が、きょう15日に放送される。
■山岳医療ドラマ『マウンテンドクター』
『マウンテンドクター』は杉野演じる主人公の整形外科医・宮本歩が、山岳医療の現場に放り込まれて山岳医となり、様々な想いを抱えた先輩山岳医や患者と触れ合い、現実と向き合いながら成長していく姿を、長野県松本市を舞台とした壮大なスケール感とリアリティで描くオリジナルの山岳医療ドラマ。
■第2話では山岳医療チーム・MMTが本格始動
山岳医としての新たな一歩を踏み出す主人公・歩のバックグラウンドが描かれた第1話。さらに物語は1年後に進み、国際山岳医の認定を取得した歩は、山岳医療チーム“MMT(マウンテン・メディカル・チーム)”のメンバーに任命された。一方で、先輩山岳医・江森岳人(大森南朋)が、“患者を殺した”という理由でMMTメンバーを外されたことも明かされた。第2話では、山岳医療チーム“MMT”が本格始動するが歩は、メンバーたちのモチベーションの低さにがく然。そんな中、山で滑落事故が発生する。
■大森南朋、MMTのガム食べて怒られる!?
ベテラン山岳医として山岳医療に詳しいものの、MMTにふさわしくないからとメンバーから外されることになった江森を演じる大森は、自身の役どころについて「山の厳しさを体感している江森さんは、自分の中で背負っているものがあり、その思いを正義として歩と対立しますが、これからどうなっていくのか」と、今後の展開に期待を膨らませた。また、先日、初めてMMTのカンファレンスルームで撮影したという大森は、「撮影の合間に、そこの部屋に置いてあったガムを1個もらったんですけど、掛川役の近藤公園くんに『あっ! ガム食べた! MMTのガム食べないでください!』って言われて(笑)。歩と江森のシーンとは違って、すごく楽しそうな空気で、別の作品の撮影に来ちゃったのかなと思いました」と、ちゃめっ気たっぷりに話し、和やかな現場の様子を明かした。さらに、「いろんな問題を抱えながらも成長していく一人ひとりの心の動きや、それぞれの山岳医療への向き合い方を見てほしいと思っています。自分たちも日々ワクワクしながら撮影していますので、放送を楽しみにしていただきたいです!」とメッセージを寄せた。
■杉野遥亮、1話の反響に笑顔
また、主演の杉野に1話放送後の心境を聞くと、「すごく反響をいただいているんだなと感じていますし、残り少ない撮影に向けて、ラストスパートをかけることができそうです。毎日を一生懸命生きている方へのエールになるような作品だと思うので、これからも少しずつ浸透していったらうれしいです」と笑顔でコメント。続けて、「1話は“エピソード0”のような形になっていて、2話から本格的に物語が始まっていきます。“山岳医療”というものが顕著に現れるし、なかなか地上波のドラマでは見ることができないような迫力もあり、エンタメとしてすごく見応えのあるものになっています」と見どころを語るとともに、「自然の力も借りながら、皆さんに何か受け取ってもらえたらいいなと思っています。とにもかくにも、放送を楽しみしていただきたいです!」と、熱のこもったコメントを寄せた。
【編集部MEMO】
復帰早々、周子(檀れい)からMMTのメンバーに任命された歩(杉野遥亮)だったが、チームのリーダーで救急の小宮山(八嶋智人)は山岳医療に否定的で、たとえ山で起きた事故であろうと、患者は病院で治療すべきと考える人物だった。さらに、循環器内科の掛川(近藤公園)と麻酔科の典子(岡崎紗絵)もモチベーションが低く、歩はがく然。当然、山小屋の泊まり込み診療ともなると誰一人として手を挙げず、初回は歩と典子が山へ向かうことになる。山小屋に着くと、野口七海(西原亜希)と大地(横山歩)親子が診療所にやって来る。2人はこの日が初めての登山だといい、大地は母親との登山が恥ずかしいのか、どこか七海に反発している様子。そんな親子の姿をほほ笑ましく思いながらも、その格好を見た歩は、大地がボロボロのスニーカーを履いていることが気になる。翌日、山小屋で診療中の歩と典子のもとに、山頂へ向かっていた七海が崖下に滑落したという連絡が入る。大地も腕を負傷しているらしいが、天候が怪しく救助のヘリは飛べない。歩と典子は現場へ急行し、崖下の七海の救助を試みる。歩たちは七海を救出し、なんとか山小屋まで運んだが、そこで七海の容体が急変。本来ならすぐに病院へ搬送したいところだが、動かすことができない事態に。駆けつけた救助隊にひとまず大地だけを引き渡し、七海の救命にあたる歩。設備の整わない山小屋診療所で、どうすれば命をつなげるのか悩んだ歩は、病院にいる玲(宮澤エマ)にあることを頼む。その頃病院では、小宮山たちが、搬送されてきた大地の様子がおかしいことに気づき……。