フジテレビの宮司愛海アナウンサーが6日、オーディオストリーミングサービス・Spotifyで、ポッドキャスト番組『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』を配信。「年が離れた同僚に緊張してしまう」という悩みに答えた。

経験値は「頑張っただけじゃ得られないもの」

宮司愛海アナウンサー

この日の配信では、社会人2年目だという24歳女性のお悩みを紹介。相談者は、病院で専門職として働いているというが、「自分の親よりも年上の人との接し方に悩んでいる」と吐露。「同年代や少し上の先輩なら気さくに話せるが、何十年も働いている経験豊富な先輩に萎縮してしまい、コミュニケーションがうまく取れない」と語り、「知識も経験も未熟な私とは話にならないと思っているのでは? と、話しかけるだけでも気が重い」と打ち明けた。

宮司アナは、「ちゃんとしなきゃ! っていうプレッシャーで緊張しているっていうことですよね?」と寄り添いながら、「でも、大丈夫です。それだけ離れた先輩は、10年目ぐらいまでの人はみんな同じに見えていると思う」とキッパリ。「それぐらいの方々って、“初々しくてかわいいわね”って思ってるし。人の命が関わる職場だから難しいかもしれないけど、ちょっとやそっとのミスぐらい全然想定内というか。悪く言うと、そんなに期待してないと思う」と自身の考えを伝えた。

「できなくて当たり前だから。経験値は、2~3年勉強したり、一生懸命頑張っただけじゃ得られないもの」だと語った宮司アナは、「何十年も働いてきた経験みたいなものは、その年数やらないと獲得できないってわかってる人たちだから。数年働いただけの、まだまだ新人とされている人たちに対して、過度な要求はしてないと思う」と想像。続けて、「必死に勉強しているがかなわない。平等に働けるわけがない」とこぼした相談者に、「むしろ、その人たちのレベルに合わせようとして背伸びすることのほうが、あんまりよくない気がする」と語りかけた。

年上の同僚に萎縮してしまう相談者へ、「ありのままでいい。できないことも、自信がないことも、緊張してしまうことも、全部バレてるから。怖がらずに、ドンとぶつかっていけばいい」とアドバイスした宮司アナ。「同じレベルに立とうと思わずに、ありのままの自分で。うまくいこうがいかなかろうが、それは正直にぶつかっていけばいいと思います。同じ目線で話そうとするよりは、いわゆる新人っぽい感じでいるほうがいいんじゃないかな」と重ねて伝えつつ、「頑張れ! 2年目」とエールを送って締めくくっていた。

【編集部MEMO】
2023年11月にスタートした『宮司愛海のすみません、今まで黙ってたんですけど…』は、フジテレビアナウンサー・宮司愛海がパーソナリティを務めるSpotifyオリジナルポッドキャスト番組(毎週土曜9時配信)。宮司アナは番組開始前、「入社9年目、会社員として働く毎日で感じたこと、思ったことを話します。アナウンサーとしての私、32歳の等身大の私。背伸びせずありのままの気持ちを言葉で表現したいと思っています。基本的には“ひとりごと”のつもりですが、時々素敵なゲストの方をお迎えしていくつもりです」とコメントを寄せ、「リスナーの皆さまからのメッセージや叱咤(しった)激励も織り交ぜながら、素敵な番組を作っていきたいと思っています!」と意気込んでいた。