2022年に『週刊ヤングジャンプ』で芸能界デビューを果たした西野夢菜。SNSすら未経験だったところから鮮烈なグラビアデビューを飾り、“色白もち肌マシュマロボディ”を武器にグラビア界のシンデレラガールとして話題になりグラビア各誌に登場している。

6月28日に最新デジタル写真集『ピュアなままじゃいられない』(ワニブックス)を配信した西野にインタビュー。同作の見どころを聞いたほか、芸能界デビューのきっかけや、デビュー後に感じた自身の変化について語っている。

西野夢菜写真集『ピュアなままじゃいられない』(ワニブックス) 撮影:西條彰仁

最新デジタル写真集を発売「見どころしかないです」

――最新デジタル写真集『ピュアなままじゃいられない』が発売中です。今作の見どころを教えてください。

今作は、リアル感と非リアル感をどっちも存分に味わえる写真集かなと思いました! ラフな感じのナチュラルなカットから、普段では見ることないような甘い衣装や色っぽい衣装まで、全部堪能できると思います。見どころしかないです……!

――撮影時の印象に残っているエピソードはありますか?

よくカルバンクラインの衣装を使われていることが多いと思うんですが、その中でも緑色はなかなか見ない気がしまして。自分の好きな色が緑なのもあって、印象に残っていてとってもお気に入りのカットです。白いパーカーも合わせて着ていたんですが、よりリアル感が出ていて撮影時もより自然体でいられた気がします。

――今作のテーマは「社会人になりたてのゆるふわOLの日常」ですが、OLの雰囲気を出すために意識したことはありますか?

OL経験がないので、OLっぽいとはなんぞや……と悩んだのですが、そのままの自分が割と社会人なりたてに近いのではないかと思ったので、なるべくナチュラルに、ありのままの自分で挑もうという結果に至りました(笑)。自分の素の雰囲気が、そのままいかせれば素敵な写真になるのかな~と思いながら楽しく撮影したので、雰囲気を味わっていただけたら嬉しいです。

デビューのきっかけはスカウト「この機会を逃したら……」

――2022年にマンガ誌で芸能界デビューを果たした西野さんですが、デビューのきっかけを教えてください。

事務所に入ったきっかけはスカウトでした。もともと芸能界に興味はあったのですが、自分に自信が全然なかったんです。そんな中、今の事務所にお声がけしていただいて。最初はチャレンジするのもおこがましいと思っていたんですけど、この機会を逃したら私は一生チャレンジしないだろうなと思って。後悔したくないって気持ちが勝った結果、挑戦してみることにしました。もともとお芝居に興味があったのですが、グラビアやってみるといいよと言ってもらってから、何事もやってみる精神でグラビアを始めました。

その結果、運もありきですがまさかのヤングジャンプさんでデビューが決まり。当時は現実味がまるでなかったです(笑)。でも、チャレンジしたからこそ今の自分があるので、本当に本当によかったなと思っています!

――美容師免許をお持ちだそうですが、もともと美容師を目指していたんでしょうか?

もともと美容師を目指していた訳ではなくて、ヘアメイクさんやスタイリストさんになって芸能界に携われたらいいなって思っていたんです。せっかく美容の専門学校で2年間学ぶなら美容師免許も取っておきたいと思って美容師免許も取れる学校を選びました。

――デビューしたことでご自身の中で変わったと思う部分はありますか?

一番変わったなと思ったのは、圧倒的に「自己肯定感が上がった」ことです。当初は本当に自分に自信がなかったんです。でも、グラビアをやってみたおかげで、自分の顔も体も好きになりました。昔から他人と比較してしまいがちだったんですが、今は自分には自分のいい所がある! と思えるようになりました。自信があるって素敵な事だなと思います。自信があることで、もっと自分を磨こうとも思えるようになったので、グラビアをやってみようと決心した自分を褒めようと思います(笑)。

――目標にしている方はいますか?

良いのか悪いのかは分かりませんが、あんまり目標を決めていなくて。もちろん他のグラビアや芸能の方は見るし、この人すごい! とかも思うんですけど、あんまりこの人みたいになりたい!と思いすぎると自分らしさを見失っちゃう気がしてしまって、個人的には良くないかなと思って。良い意味で自分らしくのびのびとやりたいこと、やってみたいことに挑戦出来たらいいなと思っています。

女優として演じることの楽しさと難しさ

――グラビアのみならず、ドラマや舞台など女優としても活動の幅を広げていますが、女優業の楽しさはどんなところですか? また、難しいと感じるのはどんなところですか?

もともと、自己主張をするのが苦手なタイプなのでお芝居をすることで、普段の自分が生きてても言わないような言葉や行動、そういった表現ができることが楽しいと感じます。それと同時に、自分じゃ絶対言わないししない行動なので、どうしたら違和感なくできるかなとか、どんな言い方が受け取りやすいかなとか、細かなところまで考えていくと難しいなと感じます。でも、そこをいろいろ試行錯誤して、自分なりに考えるのがやっぱり楽しいですね。

――今後、女優としてどんなに役に挑戦してみたいですか?

コメディ系の面白い役柄に挑戦してみたいなと少し思います。お笑いや大喜利などを見るのが好きなので、自分がコメディ系にチャレンジしてみたらどうなるのかがちょっと気になります。ただ、コメディってやる側はすごく難しいだろうなと思うので、なかなかハードル高いですね……いつか挑戦してみたいことのひとつです。

――西野さんが活動していくなかで、一番大事にしていることをお聞かせ下さい。

一番大事にしていることは、当たり前かもしれないけど「楽しむこと」です。もともと自分もオタク気質なので、表舞台に立つ人たちを見て元気をもらっていたりしました。好きなアーティストのライブに行ったりすると、本人が思い切り楽しんでいる姿を見て自分も元気や活力をもらえていたので、自分が楽しんでいる姿は見ている人にまっすぐ伝わるんだなと思いました。なので、自分も全力で楽しんで活動しようと心に決めています。それが少しでも見ている人に伝わったら嬉しいなと思いながら日々頑張っています!

■西野夢菜
2001年5月25日生まれ。茨城県出身。2022年に『週刊ヤングジャンプ』(集英社)のグラビアで芸能界デビュー。2023年には連続ドラマ『すんドめ』(ABEMA)に出演するなど女優としても活動中。7月7日からシアター・アルファ東京で上演される舞台『放課後戦記2024』にも出演予定。