俳優の加瀬亮が、2025年度前期NHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演することが26日、NHKドラマ公式Xにて発表された。

加瀬亮

112作目の朝ドラとなる『あんぱん』は、アンパンマンを生み出したやなせたかしと小松暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生を描く物語。小松暢をモデルとするヒロイン・朝田のぶ役を今田美桜、やなせたかしをモデルにした柳井嵩を北村匠海が演じ、脚本は中園ミホ氏が手掛ける。

加瀬が演じるのは、ヒロイン・のぶの父・朝田 結太郎(あさだ・ゆうたろう)。商事会社に勤め、仕事で各地を飛び回る。妻と娘3人をとても大切にしている。

加瀬のコメントは以下の通り。

■演じる役の印象 &『あんぱん』でその役を演じることへの意気込み

今回、主人公のぶの父、朝田結太郎を演じます。
台本を読む限り、マイペースな穏やかな、それでいて芯のある人のように思いました。
結太郎は実父が望む生き方の外を選んで歩いた人ですが、のぶ自身も当時の価値観の外で自由に息をしている子です。彼女が彼女らしくあれるように温かく見守っていける存在になれたらと思っています。

■連続テレビ小説出演歴 出演作品での思い出、または朝ドラの印象

連続テレビ小説の出演経験はありません。今回が初めてです。
自分自身の親や祖父母も含め、多くの方々が朝の楽しみにしているドラマだと認識しています。
共演者たちと共に元気な空気を届けられたらと思います。

■やなせたかしさんの作品のイメージや好きなキャラクター

『あんぱんまん』は子供の頃に1作目の絵本だけ読んだことがあります。
絵がとても好きでした、洗練された絵ではありませんでしたが、どこかポカポカおっとりとしていて。
やなせさんの、ぜんぜん売れなかったけど描き続けたという話や、戦争体験からの信念があるという話、そういうところも魅力でした。今回ドラマの話をいただいてから久しぶりに絵本を読み返してみたのですが、「ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです」と作者の言葉が寄せてあって、再びとても感銘を受けました。

■高知の印象や思い出

四万十川の美しさが印象に残っています。