JR東海は25日、静岡地区の東海道本線(沼津～興津間)に2025年6月頃から「お客様サポートサービス」を導入すると発表した。東海道本線の片浜駅、原駅、東田子の浦駅、吉原駅、富士川駅、新蒲原駅、蒲原駅、由比駅でサービスが導入される。

  • 静岡地区の東海道本線では、新たに315系の導入も始まっている

「お客様サポートサービス」の導入駅には、近距離券売機に隣接してモニタ付きインターホンと券面確認台を新設し、案内センターとつなぐほか、セキュリティカメラ・スピーカー等を新設。改札内インターホンに「ご案内タッチパネル」を新設し、タッチパネル上で精算等の案内を行う。

今回のサービス導入駅では、現在、早朝夜間等の駅係員不在時にきっぷの購入・ICチャージ、乗越し精算などできないが、サービス導入後は列車を運行するすべての時間帯で、これらのサービスを利用できるようになる。

案内センターのオペレーターがセキュリティカメラで駅の状況を把握するとともに、利用者からの質問への応対、声かけ、案内放送など行われる。現地での案内等が必要な場合、係員が現地に出向いて対応する。原駅と富士川駅に係員を配置するとのこと。

  • 静岡地区の「お客様サポートサービス」導入駅(JR東海ニュースリリースより)

  • 「お客様サポートサービス」の概要 (JR東海ニュースリリースより)

指定席券購入ニーズの高い片浜駅、原駅、吉原駅に「サポートつき指定席券売機」を設置。新幹線・在来線の指定席特急券をはじめ、インターホンを通じてオペレーターが応対することで、学生割引乗車券等の証明書を必要とする割引きっぷの購入も行える。