25日にスタートするカンテレ・フジテレビ系ドラマ『あの子の子ども』(毎週火曜23:00~)の制作発表が18日、都内某所で行われ、桜田ひより、細田佳央太、茅島みずき、河野純喜(JO1)が登壇。細田が、桜田をフォローする頼もしい姿を見せた。

  • 桜田ひより、細田佳央太

    左から桜田ひより、細田佳央太

桜田ひより×細田佳央太『あの子の子ども』

第47回講談社漫画賞・少女部門(23年度)を受賞した蒼井まもる氏の同名少女漫画を原作とし、“高校生の妊娠”をテーマに、妊娠が発覚したことで日常がガラリと変わってしまった高校2年生カップルの姿を描いた今作。桜田が主人公の川上福を、細田が福の幼なじみで恋人の宝を演じる。そして茅島は、福のクラスメイトで親友の矢沢望を、河野は、矢沢に思いを寄せる飯田智宏を演じる。

不調の桜田ひよりを細田佳央太がフォロー

今日は桜田が不調で声が出づらいということで、細田が「普段、撮影をすごく頑張ってくださっているので、僕たち3人でフォローできれば」と意気込む。河野も「がんばるぞ、おー!」とガッツポーズを見せた。会見では、「細田とは初共演だが、印象は変わったか」という質問に対する回答が書かれた桜田の手紙を、細田が代読することに。手紙には、「本当に素敵なところばかりで、印象が右肩上がりです。まわりを見て、自分がどんな動きをしたらいいか常に考えている方です。演技をしていても、私が投げたボールを正面から受け取ってくれて、まっすぐ返してくれるので、とても楽しくお芝居ができています。いつもにこにこ笑ってくれているので、私のことがツボなのかな? と勝手に思っております」と書かれており、照れながら手紙を読んだ細田だが、桜田も照れてしまっており、思わず「顔赤くない?」とツッコむ。細田は「そう思われてるのは知らなかったのでびっくりしました」と語り、茅島と河野は「キュンキュンしました」「キュンキュンですね」とほっこり。

さらに細田は、「本当に素敵なスタッフさんしかいないですし、桜田さん自身が明るくて愛嬌が素敵なので、それも相まって、現場が優しい、あたたかい雰囲気で撮影できています」とニッコリ。改めて桜田の印象を聞かれると「たくさんあるので、何から言いましょうかね。じゃあジャブくらいから」と悩みながらも、「めっちゃ、ちゃんとしてるんですよ。びっくりしたしすごいなと思ったのは、靴を、ドラマで使う靴でもそうじゃなくても、ちゃんとそろえるところ」と挙げた。さらに、「僕もそうなりたいなと思ってるんですけど」と前置きしつつ、「ちゃんと休めてる時間って少ないと思うんです。でも、現場は皆ワイワイしてて常に明るいし、支度する時間がすごく楽しいんですよ。その源は、桜田さんの明るさや愛嬌で。疲れてる中でもその素振りを見せずに、常に現場が良くなるようにしていて。その空気を出してるつもりはないかもですけど、そうなっているので、すごいなって思うし、真似しなきゃいけないなって思います」と語った。

高校生のエピソードも代わりに話す

また、高校生のときのエピソードを聞かれた際も、自身のエピソードを「すごく暗かったし、めんどくさいことに巻き込まれたくないから話しかけないでほしいと思っていた。人見知りです」と話したあと、「桜田さんも高校生の頃、すでにこのお仕事をされていて、学校にいるときも映画を見てたと聞きました。趣味も映画だと聞いていたんですけど、学生の時から、映像とか作品を見ることに意欲的だったんだなって」と桜田の分まで話し、司会者に「応用力がすごい」と驚かれていた。

さらに会見の最後にも「桜田さんと僕、二人の思いだと思って聞いてもらえたらうれしいです」と前置きしたうえで、「正直、皆様に届くことに対して不安な気持ちもあるんですけど、それを本当に思い切り超えるくらい、素敵なスタッフの皆様、キャストの皆様と一丸となって熱量高くやっています。そのおかげで、最高です、と目を見て言えるくらい良い作品になっています。とにかく見ていただきたいという気持ちが大きいです。福と宝の二人の物語かもしれないんですけど、親の視点、友達の視点、学校の視点と、いろんな視点で作品を見られるのが大きな魅力です。作品を通して初めて知ること、改めて知ることがきっとあると思いますし、高校生や若い世代が見たときに、家族と話し合える環境になったらうれしいなと思います。福とか宝のような、同じ問題に直面している高校生たちにも、こういう道もあるんだよ、無理しなくていいんだよと示してあげる、そういった人を救える作品になればと思います。必ず届けます」と力強く視聴者へのメッセージを語った。

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