お笑い芸人の横澤夏子が12日、音楽ストリーミングサービス・Spotifyのポッドキャスト新番組『横澤夏子の「本日も送り迎え」』(毎月2回更新)に出演。周囲に甘えられず、子育てで悩んだ時期を振り返った。

第1子出産直後は「“マイルール”に縛られていた」

横澤夏子

同日スタートした『横澤夏子の「本日も送り迎え」』は、子育て世代に向けた新番組。4歳・2歳・1歳の3姉妹を育てる横澤は、「今もバタバタで……。『本日も送り迎え』っていう文字を見ただけでも泣けてくるんだけど(笑)」と吐露。続けて、第1子が産まれたころについて、「私が絶対頑張らなきゃ! みたいな。私が育て上げますみたいな使命感というか。ちゃんとしなきゃ! みたいなものに、すごく追い込まれちゃって」と“マイルール”に縛られていたことを明かし、「(出産した)病院でも、“大丈夫なんで、助産師さん出て行ってください”みたいな。助産師さんが出て行くと、めちゃくちゃ一人で泣くみたいな最悪のサイクルで。どうしよう~! できないよ~! って」と苦笑した。

そのため、第2子が産まれた際は、「初めて自分の母親に頼ってみようかなという気持ちが湧いた」と話した横澤。それまでは、「甘え方がわからなかった」というが、「こんなに親って頼れる存在だったんだ。(育児は)他人に甘えないとやっていけないんだ」ということに気づいたそう。さらに、第2子を抱っこしたまま、第1子が通う保育園でシーツを付ける作業が、「本当につらかった」と言い、「ちょうど隣にいた同じクラスのお母さんも、私と同じタイミングで2人目を出産してて。つらくないですか? って話をして、2人でシーツ付けながら泣いたの。やること多くないですか? 手が足りなくないですか? って。そこで泣けたのがすごいうれしくて、家帰ってからもボロボロ泣いて……」と打ち明けた。

その後は、ベビーシッターや家事代行サービスを利用するようになったというが、「気を使っちゃったりとか、なんか難しいんですよね。どうやって甘えようかな? って」と本音を語り、「私、甘え方を知らないんだっていう。頼る力とか甘える力って、自分でちゃんと育てていかないと、簡単に“お願い!”って頼めないんだっていうことに気づいて。それは大きな気づきだった」と回顧。第3子の出産でようやく、「赤ちゃんってこんなにかわいいんだ、かけがえのないものなんだ」と思えるようになり、「それまではプレッシャーで、本当に追い込まれ過ぎて。自分で追い詰めてるんですけど……」「自分の中で、自分はできる! っていう過大評価が裏目に出てしまった」と自省していた。

【編集部MEMO】
6月12日にスタートした『横澤夏子の「本日も送り迎え」』は、3人の子を育てる横澤夏子が、子育て家庭の怒涛の毎日を応援する番組。横澤は、「3人の子育てに目まぐるしい毎日ですが、その中でもくすっと笑えた出来事や、どうしようもなく頭を抱えてしまう瞬間などを、リスナーの皆さんと共有できたらと思っています。なかなかお会いできないゲストの方々にもご登場いただくということで、学びの場にもなりそうで、私も楽しみにしています!」と同番組への思いを語り、「この番組を通して、皆さまの怒涛の毎日を応援できればと思います!」と意気込みのコメントを寄せていた。