相模鉄道は13日、相鉄本線の横浜駅で乗降できるサービス「YOKOHAMA どっちも定期」について、2025年3月から相鉄・JR直通線の定期券にも対象を拡大する予定と発表した。
「YOKOHAMA どっちも定期」は、2023年3月の相鉄・東急直通線開業に合わせて導入されたIC通勤定期乗車券の新サービス。現在、相鉄新横浜線「西谷駅~新横浜駅」の区間を対象としており、同区間をすべて含むIC通勤定期乗車券を持つ利用者が、追加運賃を支払うことなく相鉄本線の横浜駅で乗降できる。これにより、「平日は相鉄新横浜線経由でラクラク通勤、休日は横浜駅周辺でお買い物」といった利用が可能だという。
2025年3月以降、現行の「西谷駅~新横浜駅」に加え、新たに「西谷駅~羽沢横浜国大駅~JR線区間」をすべて含むIC通勤定期乗車券も対象に。相鉄・東急直通線だけでなく、相鉄・JR直通線の定期券にも「YOKOHAMA どっちも定期」の対象が拡大されることになる。具体的な実施日は決まり次第、改めて発表予定。実施予定日より前に購入した定期券も、適用条件を満たす定期券であれば新たに手続きを行うことなく、実施予定日以降に相鉄本線の横浜駅で乗降可能となる。
なお、「西谷駅~羽沢横浜国大駅」のみの定期券はサービス対象外とされ、定期券の有効区間に「JR線区間」を含むことが必須に。これまでと同様、磁気定期乗車券およびIC通学定期乗車券もサービス対象外となる。相鉄本線の横浜~西谷間において、横浜駅以外での途中下車は不可とされ、同区間の途中駅で乗降する場合は所定の運賃が必要。JR線区間が「オフピーク定期券」の場合、入場駅の自動改札機をピーク時間帯に通過するとサービス対象外になるとのこと。