俳優の佐藤健が、11日に都内で行われた映画『はたらく細胞』(12月公開)の制作発表会に永野芽郁、武内英樹監督とともに登場した。

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同作は清水茜氏の同名コミックの実写化作。人体で働く無数の細胞たちを擬人化し、彼らが病原菌と戦う姿を描く。

■佐藤健、『るろ剣』超えのアクションに挑戦「結構がんばったんですよ?」

今作で白血球を演じた佐藤は、劇中では顔を白く塗ったビジュアルで登場。撮影を振り返り「白血球もものすごくたくさんいて、全員真っ白なんですが、その中に先輩とかも紛れ込んでいるんです。いち早く『おはようございます』と言うべきなのに、気が付かなくて素通りしてしまったり……だって真っ白。お互いわからない(笑)」と思わぬ苦労を明かした。しかし、白塗り姿は気に入っているようで「自分が白く塗られていけばいくほど気持ちよかったです。これが俺を本当の姿だったんだと……やっと出会えた本当の自分!」と笑顔で話すも、永野から「何を言っているの?」とツッコまれてしまっていた。

さらに、佐藤は劇中ではアクションも披露しており、映画『るろうに剣心』でもアクション演出を務めた大内貴仁氏と再タッグ。「この話をいただいて、僕から大内さんがいいと提案させていただいた。こういうちょっとすっとぼけた作品だからこそ、アクションは本格的な方が映画としてメリハリがついておもしろいかなと思っていたんです」と話し、「『るろうに剣心』以上のアクションを見せないと、自分がやる意味がないなと……なので、結構がんばったんですよ?」とアピールした。

また、撮影は全国各地でロケを敢行して行われたそうで、佐藤は「洞窟行きましたよね? 要は体内を表すためにいろんなところに行っているんです。具合が悪くなったり、病気になったりするとロケ地も荒れ果てていくんです」と回顧。「今にも岩が崩れ落ちそうなところで、特撮以来の爆破をやったりとか……(笑)」と話し、報道陣を驚かせた。