女優の石原さとみが、主演を務めたテレビ朝日系ドラマ『Destiny』最終話の配信がTVerでスタートしたことを受け、コメントを寄せた。

  • 石原さとみ

――『Destiny』は、4月期の民放連続ドラマ初回のTVer再生数第1位を獲得し、毎話200万再生を突破。TVerでは配信期間中、無料で何度でも番組を視聴することができますが、石原さんが「今こそ何度も繰り返し見てほしい」と思うシーンはありますか?

この作品ほど、1話に詰め込んでいる伏線の量が多いものはないと思います。さらりと流れたシーンや会話であっても後々の話数で回収されていくので、私ももう一度最初から見直したいくらいです!

特に第1話のセリフは全部聞き逃してほしくないです。例えば、第1話の冒頭にあった、奏(石原)が真樹(亀梨和也)を取り調べるシーン。気になっている方も多かったと思いますが、あれは第6話につながっていたんです。最終回を見た後にもう一度第1話を見ると、セリフのとらえ方が変わってくるのも楽しめると思います。

――約1年前の長い撮影期間を振り返って。

キャスト・スタッフがそれぞれ意見を出し合える現場だったと思います。それこそ、共演シーンの多い亀梨さんとはたくさんお話しさせていただきました。第3話にあった、奏の家の前から真樹が電話をかけてくるシーン。台本を読んで亀梨さんは「真樹は自分の死が近いと知って、奏に会いたい。でもどうしよう……と葛藤しての行動なんじゃないかな?」と、ご自身の解釈を説明してくださいました。たくさん話し合うことで新しい視点が見つかったり、それが表現の答えになってくれたりしたので、とても有意義な撮影期間でした。

――TVerでこれから『Destiny』最終回をご覧になる方に向けてメッセージ。

20年前の事件の真相、奏と真樹の決断、そして奏の父・辻英介と真樹の父・野木浩一郎の対決……いろいろなものが“凝縮された”最終回になっています。