チェルシーは3日、エンツォ・マレスカ新監督の就任を発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年間で、1年間の延長オプションも付随している。
2022-23シーズンのプレミアリーグで12位と低迷したチェルシーは、昨年夏にマウリシオ・ポチェッティーノ氏を新監督として招へい。FAカップでベスト4、カラバオカップで準優勝、プレミアリーグを6位で終えてヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)の出場権を獲得するなど一定の成績を残したものの、来シーズンに向けた話し合いの末に移籍市場における権限などでクラブ上層部と合意に達することができず。先月21日に契約解除が発表された。
新監督に就任したマレスカ氏はイタリア出身の現在44歳。現役時代にユヴェントスやボローニャ、フィオレンティーナ、セビージャなどで活躍し、2017年の引退後に指導者へ転身。アスコリやセビージャ、ウェストハムのアシスタントコーチやパルマの監督を務めた後、2022年夏にマンチェスター・シティのアシスタントコーチに就任した。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で経験を積むと、昨年夏にはレスターの指揮官に就任。今シーズンはチャンピオンシップで勝ち点「97」を積み上げ、チームを優勝と1年でのプレミアリーグ復帰に導いた。
新シーズンからチェルシーを率いることとなったマレスカ氏は、新天地のクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「世界最大のクラブの一つであるチェルシーに入団することは、すべての指導者にとっての夢だ。だからこそこの機会にとても興奮しているよ。非常に才能のある選手やスタッフのグループと一緒にクラブの成功の伝統を引き継ぎ、ファンが誇りに思えるチームを作ることを非常に楽しみにしているよ」
【画像】チェルシーが新監督就任を発表!