三菱自動車工業(以下、三菱自動車)は、軽タイプの電気自動車、eK クロス EVの利便性や安全性を向上させる一部改良を実施し、2024年5月16日より全国の三菱自動車系列販売会社で販売を開始した。価格は256万8500〜313万1700円。
【画像】利便性と安全性を向上させたeK クロス EVの新ボディカラー
eK クロス EVは、SUVテイストをまとう軽ハイトワゴン、eK クロスのバッテリーEV(電気自動車)モデルで、20kWh容量のバッテリーを積み、モーターにより前輪を駆動する。一充電走行距離は180km(WLTCモード)と日常使いに十分な走行距離を確保している。
バッテリーEVならではの滑らかで力強い走りや、広々とした車内空間での圧倒的な静粛性と良好な乗り心地を実現。先進の運転支援機能とコネクティッド技術も備える。
クルマ時間の快適性・安全性を高める改良を実施
今回の改良ポイントはおもに利便性や安全性の向上だ。利便性について具体的には、定額で車内Wi-Fiによるインターネット接続が可能となった。これによりデータ通信量を気にすることなくオンラインの動画や音楽、ゲームなどを楽しめる。このサービスを利用するには、「MITSUBISHI CONNECT」に登録し、NTTドコモの「docomo in Car Connect」との有料オプション契約の必要となる。定額サービスの利用期間は1日550円、1カ月1650円、1年1万3200円のプランがあるので、ニーズに合わせて選べるがポイントだ。
このほか、コネクティッドサービスである「MITSUBISHI CONNECT」の機能に、新たにリモートドアロック/アンロック機能を追加。現在提供中のリモートエアコン(遠隔でのエアコンのオン/オフ)や駐車位置確認などの機能に加え、スマートフォンアプリを使って遠隔で多彩な操作ができる機能を強化することで、日常での使い勝手を向上させた。
安全性については、エマージェンシーストップシグナルシステムを新たに採用。急ブレーキをかけたときやABSが作動したときにストップランプが自動で高速点滅し、後続車に注意を促すもので、eK クロス EVに搭載する運転支援機能「三菱 e-Assist」の安全機能を強化している。
また、マルチアラウンドモニターをPグレードに、リヤビューモニター付きルームミラーをGグレードに標準装備化。車両後方の視認性を向上させている。
ボディカラーに個性が光る新色を設定
今回の改良ではボディカラーにも変更があった。新たに2トーンのアッシュグリーンメタリック×ホワイトソリッド、ライラックピンクメタリック×ブラックマイカ、モノトーンにアッシュグリーンメタリックを採用。既存のボディカラーと合わせて2トーンが5色、モノトーン5色の全10色展開としている。
なお、今回の新色の導入に際して、既存のボディカラーにあった2トーンのオークブラウンメタリック×ナチュラルアイボリーメタリック、レッドメタリック×ブラックマイカ、モノトーンのオリーブグリーンメタリックが廃止された、いずれも同系色を入れ替えたかたちだ。
[ボディカラーラインアップ]
■2トーンカラー(ボディカラー×ルーフカラー)
・新色:アッシュグリーンメタリック×ホワイトソリッド(8万2500円高)
・新色:ライラックピンクメタリック×ブラックマイカ(6万500円高)
・ミストブルーパール×カッパーメタリック(8万2500円高)
・ホワイトパール×ブラックマイカ(8万2500円高)
・ナチュラルアイボリーメタリック×カッパーメタリック(8万2500円高)
■モノトーンカラー
・新色:アッシュグリーンメタリック(3万3000円高)
・ナチュラルアイボリーメタリック(3万3000円高)
・ミストブルーパール(3万3000円高)
・レッドメタリック
・ブラックマイカ
[バリエーションと価格]
〈2WD・モーター・バッテリー容量20kWh〉
P:313万1700円
G:256万8500円
〈文=ドライバーWeb編集部〉