エオストレは、「フェムゾーンケア」に関する調査結果を5月28日に発表した。同調査は、2024年4月11日~12日の期間、産婦人科医500人を対象に、インターネットを用いて行われた。
フェムゾーンに関する悩み(かゆみ・おりものの異常など)の放置傾向を感じるか質問したところ、「かなり感じる」(44.2%)、「やや感じる」(50.4%)、「あまり感じない」(4.2%)、「ほとんど感じない」(1.2%)という結果になった。
また、患者がフェムゾーンの悩みを放置する理由を尋ねたところ、「恥ずかしさや抵抗感」(71.7%)が最も多く、次いで「受診にかかる手間」(41.9%)と続いた。
膣(ちつ)内のPH値を正常に保つ重要性はどの程度であると思うか聞いたところ、「非常に重要である」(34.6%)、「重要である」(56.0%)、「重要でない」(9.0%)、「全く重要ではない」(0.4%)という結果になった。
膣内のPH値を正常に保つ重要性がある理由として、膣内のPH値を正常に保つ雑菌の繁殖や感染症を防ぐことにつながるからという意見が寄せられた。
また、フェムゾーンの悩みを放置するリスクについては、日常生活に支障をきたす臭いやかゆみだけでなく婦人病のリスクが高まったり、病気に気づくタイミングを失う可能性があることが示唆された。
ありがちなフェムゾーンの不調の原因を聞いたところ、「不適切な衛生習慣(誤った洗浄方法も含む)」(54.2%)が最も多く、次いで「ホルモンバランスの乱れ」(49.4%)と続いた。
次に、フェムゾーンのセルフケアで、強調したいアドバイスを尋ねたところ、「PHバランスや洗浄力を考慮した製品の使用」(64.4%)が最も多く、次いで「正しい衛生習慣を身に着ける」(52.6%)と続いた。