三菱商事ライフサイエンスは、メディア向けに「三菱商事ライフサイエンス NMN勉強会」を開催した。勉強会には、クリニックFの院長藤本幸弘氏と研究者・タレントとして活躍する伊藤麻衣子氏が登壇し、NMNの毛髪に関する最新試験結果の一部を発表した。
老化・エイジングケア分野で注目されている「NMN」とは
近年、老化・エイジングケア分野で注目を集めている「NMN」。NMNとは、「ニコチンアミドモノヌクレオチド」の略称で、ビタミンB3から生成される物質だ。NMNは、NAD「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド」の前駆体で、体内に取り入れると細胞内でNADに変換される。
経口摂取したNMNはNADの血中濃度を上げ、老化で低下したエネルギーの産生能力を高めるミトコンドリア機能を改善したり、加齢による老化現象を抑制するサーチュインを活性化したり、遺伝子修復機能を活性化したりと、老化を抑制する働きをしてくれるとのこと。
勉強会でNMNの説明をした藤本氏自身も、毎日NMNをサプリメントで摂取しているという。
NMNは髪の美しさにも影響を与える可能性がある
研究者・タレントとして活躍する伊藤氏により、NMNの毛髪に関する最新試験結果の一部も発表された。
40代~50代の女性15名が、12週間、NMNを1日500mg毎日飲んだ結果、成長期の毛髪の伸長促進・密度増加、キューティクル状態の改善などの変化が見られたという。
伊藤氏は、「今後は毛母細胞や毛乳頭などに関しても研究を進めて、報告させていただきたい」と、今後の研究についての意気込みを語った。
NMNが「美髪成分」として世間に広まる日も、もしかしたら近いのかもしれない。