キッチンスポンジをはじめとした家庭用のトータルクリーニングブランド「スコッチ・ブライト」を展開するスリーエム ジャパンは、キッチンや食の領域からSDGsを考える「グリーナークリーンプロジェクト」を6月5日(環境の日)から実施。プロジェクトパートナーの7社とコラボや、都内のイタリアンレストランでSDGs特別ランチメニューを展開する。

  • スコッチ・ブライト「グリーナークリーンプロジェクト」

「グリーナークリーン プロジェクト」とは

スコッチ・ブライトは、昨年日本上陸60周年を迎えたキッチン・バス・トイレ・フロア清掃用品のブランド。同社が掲げる目標「化石資源由来のバージンプラスチックの使用量を削減する」「水の使用量・廃棄物を削減する」を達成するために登場したシリーズが「グリーナクリーンシリーズ」だ。グリーナクリーンシリーズは日本では2022年から展開しているもので、リサイクル素材や植物由来の素材を使用している。

  • 「グリーナークリーン セルローススポンジたわし」

洗い物で使用するスポンジの「よく落ちる」性能を維持しながらバージンプラスチックを使用しない商品を実現させた。今回のプロジェクトは、同シリーズを広め、身近なキッチンから環境対策を考えてもらおうというもの。その一環として、サステナブルに高い関心を持って取り組んでいるレストランや、キッチン・食にまつわる企業とコラボレーションを行う。

  • 「グリーナークリーン PLAネットスポンジ」

「グリーナークリーンプロジェクト」パートナー企業
・「ABCクッキングスタジオ」(ABC Cooking Studio)
・「The CURRY SCRAMBLE」(クロノデザイン)
・「ガロータス」(エクス)
・「cotta」(cotta)
・「SARAYA」(サラヤ)
・「テラサイクル」(テラサイクルジャパン合同会社)
・「東京港醸造」(若松)

たとえばABCクッキングスタジオでは全スタジオでグリーナクリーンシリーズを使用、さらに生徒へのサンプリングやストーリーブックの配布などを行っている。他にもサンプリングの実施や自社商品とのセット販売、リサイクルプログラムの実施など、各参画企業との取り組みを実施予定だ。

  • キッチンスポンジリサイクルプログラムの回収ボックス

SDGs特別ランチメニューも

また6月5日〜19日の2週間は「キッチンから考える環境対策」をテーマにしたSDGs特別ランチメニューを都内のイタリアンレストラン4店舗で提供する。期間中に該当レストランを訪れた人にはプレゼントも。

SDGs特別ランチメニュー提供レストラン
・「Clima di Toscana(クリマ ディ トスカーナ)」(文京区本郷三丁目)
・「II Profumo(イルプロフーモ)(中央区日本橋人形町)
・「Trattoria MUTSUMI (トラットリアムツミ)」(千代田区麹町)
・「Trattoria Tartuca (トラットリアタルトゥーカ)」(目黒区東山)

  • SDGs特別ランチメニューでプレゼントされる、セルローススポンジたわし、ストーリーブック、ハッピーエレファント野菜食器用洗剤

イタリアンレストラン4店舗のうちのひとつ、Clima di Toscana (クリマ ディ トスカーナ)で提供されるSDGs特別ランチメニュー(5,500円)をいただいた。

  • 文京区本郷三丁目にあるイタリアンレストラン「Clima di Toscana」

同レストランの佐藤真一シェフは今回の取り組みについて以下のように語った。

「レストランのシェフにとっては"無駄を出さない・無駄なものを使わない"ことは、SDGsという言葉ができる前から刷り込まれている大切なことでした。たとえば捌いた魚の骨や、剥いた野菜の皮まで無駄にしない・ゴミにしない心掛けは日々行っています。

SDGsというのはその場限りのことではなく、持続が大切です。この考えが広がっていくといいですね。特にイタリア料理自体がSDGsというか、無駄のないサイクルになっています。可能な限り無駄を出さないように作られることもあり、SDGs特別ランチメニューとしてもよいのでは」

  • 「Clima di Toscana」の佐藤真一シェフ

メニューには日本ならではの食材・調味料も多く使用されている。「日本全国の隠れた食材を使用することで、労働環境の面からも経済をまわすことができる。その観点からもSDGsは大切なのではないか」と佐藤シェフ。

  • 前菜は青森の本マスと旬菜

  • 狭山茶のパスタは酒粕とシャモで和なテイストに

  • メインは新潟県の越後もち豚に魚沼のきな粉・そば茶を使用

  • デザートは箱根楠木のジェラート

環境の日をきっかけに、おいしい食事を楽しみながら環境について考えてみてはいかがだろうか。