みん就はこのほど、「みん就2025年卒IT業界新卒就職人気企業ランキング」を発表した。調査は2023年4月13日~2024年3月21日、2025年卒業予定のみん就会員学生3,407人を対象にインターネットおよび、紙でのアンケート調査で行われた。
総合ランキングでは、NTTデータが2010年の調査開始以来15年連続で1位を獲得した。大手企業を親会社とするユーザー系SIer企業である4位のSCSK(昨年5位)や、5位の伊藤忠テクノソリューションズ(昨年7位)などの人気も継続している。また、親会社を持たない、独立系SIerの人気が上昇している傾向もみられた。総合トップ30には6位のオービック(昨年8位)、8位のTIS(昨年6位)、18位の富士ソフト(昨年28位)、19位のインテック(昨年35位)、24位のBIPROGY(昨年19位)、29位の大塚商会(昨年16位)といった独立系企業6社がランクインしている。
志望理由別ランキング「働き方の魅力」の項目における「福利厚生が充実していそうな企業ランキング」では、トップ10にランクインした10社中9社が総合順位トップ30にもランクインする結果となった。特に、パナソニックインフォメーションシステムズ(昨年総合29位→17位)、日立製作所(昨年総合24位→13位)、NTTコムウェア(昨年総合38位→16位)、三菱UFJインフォメーションテクノロジー(昨年総合76位→30位)など、「福利厚生が充実していそうな企業ランキング」でトップ10にランクインした企業が総合ランキングにおいても大きく順位を上げた。このような結果から、志望する企業に「充実した福利厚生」を求める学生が増えている傾向がうかがえる。
志望理由別ランキング「採用広報の魅力」の項目における「採用HPや採用動画が魅力的だった企業ランキング」では、トップ10にランクインした10社中9社が、昨年より総合順位を上げる結果となった。採用HPや採用動画等のインターネット上での情報発信を重視する学生が増えている傾向がうかがえる。ランキング上位企業の採用HPでは、「職種別の業務内容」、「研修体系」、「キャリアステップ」、「福利厚生」、「平均残業時間・平均有給休暇取得日数」等の情報が掲載されており、学生が知りたい情報が網羅されている内容となっていた。