教育サービス会社ピアソンは、英語学習者に対するグローバル調査の結果を発表。調査は2023年10月、日本、サウジアラビア、ブラジル、イタリア、米国・フロリダ州の5つの国・地域で計5,000人(各地域1,000名)の、英語を母語としない英語学習者および英語を職場で日常的に使用している人々を対象に、PSB Insights社への委託による独自調査にて実施した。
日本では76%の回答者が12歳~16歳までの間に英語教育を受けていることから、英語学習が広く普及していることが判明。一方、正規の教育で「十分な英語力に達した」と感じている日本の回答者は17%(世界平均45%)との結果に。
高い英語力を身に付けられなかった理由には、「実際に英語を使うことよりも、文法や語彙に重点が置かれていた」(60%)が最も多く、次いで「授業以外で英語を使う機会が十分にない」(55%)、「授業中に教師・学生によって十分に英語が話されていなかった」(36%)との回答があがった。
また、日本の学習者は英語の学習方法として世界平均よりも「アプリ、書籍、ウェブサイトなどの自己学習ツール」に頼っている傾向(日本70%、世界平均56%)がみられた。さらに、「対面やオンラインの正規プログラム」を受講している人は、世界平均よりも低い(日本41%、世界平均72%)ことが明らかに。