俳優の木村拓哉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『Believe-君にかける橋-』(25日スタート 毎週木曜21:00~※初回拡大スペシャル)のキャスト登壇イベントが18日、東京・TOHO シネマズ六本木ヒルズで行われ、天海祐希が木村拓哉の妻役で出演することが発表された。

  • 左から木村拓哉、天海祐希

■木村拓哉主演、テレビ朝日開局65周年記念作品『Believe-君にかける橋-』

テレビ朝日開局65周年記念作品として制作される本作は、大ヒットドラマ『BG~身辺警護人~』シリーズ(18年、20年)を手掛けた布陣が再集結するオリジナル作。橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村)が、刑務所に収容されるという思わぬ困難に見舞われながらも、決して諦めることなく希望と再生の道を模索していく壮大な物語を紡ぐ。

木村以外の出演者はこれまで後ろ姿しか公開されていなかったが、本日のイベントで竹内涼真、山本舞香、一ノ瀬颯、上川隆也、斎藤工、小日向文世、天海祐希、北大路欣也の出演が発表された。天海が演じるのは、木村演じる狩山の妻・狩山玲子。確かな看護技術を持つ看護師長で、医療現場では後輩や患者から慕われる存在。しかし、夫とは日々気持ちがすれ違い、距離が生まれてしまっているという役どころだ。

■天海祐希、小日向文世にピシャリ

400人の観客が集まった会場で、天海は木村に続く大きな歓声で出迎えられた。そして自己紹介時には「妻、妻でございます」と堂々とあいさつ。「まだ、“愛しの主人”には一度しか会えていないのですが、仲を深めていきたいです」とアピールした。

また今作は、“公開情報が少ない”というのが特徴の一つとなっており、キャストが次々と「詳しい役どころは言えません」と口をつぐむなか、小日向は「一ノ瀬さんと斎藤さんと木村くんだけなんですよ、今のところ絡んでるのは。もしかしたらほかの皆さんと会うのは今日が最後かもしれないです」とポロリ。木村が「そういう情報言っちゃいけないって、さっき注意されましたよね?」とツッコむと、天海は、顔を覆って苦笑していた。

そして小日向が「初めて会ったときの木村くんは20代で、僕は47歳だったんですけど、木村くんは、そのときの僕よりいってるんですよ。もう51歳ですよね」と木村の印象を語ろうとしたときも、“いっちゃってる”という言葉に引っかかった天海が「言い方!」とピシャリ。『緊急取調室』でも長く共演している二人ならではのテンポの良さを感じさせた。小日向は「去年も共演したけど、去年より若く見えんですよ。髪を短くしたからかな? 毎回新鮮な木村くんに会えてうれしい」と話した。

■木村拓哉&天海祐希、互いの印象は

天海は初共演の木村について「『うわー! 木村拓哉さんだ!』と思いながらお芝居していたんですけど、長く第一線で活躍されている方なので、プロフェッショナルなんですよね。プロにプロというのは失礼なのですが。熱量とエネルギーと、現場を引っ張る力、役柄に没頭する力に並外れたものがあって。これから先、二人のシーンがいいものになったら」と呼びかけた。

イベント中盤、木村が一人ずつの印象を述べていくトークコーナーで最後に順番が回ってきた天海。待ってましたというように「どうですか! 皆さん、横向かせてもらいます!」と、観客にことわってから木村のほうを向き、ぐっと顔をのぞき込む。木村もまた天海のほうを向き、「そばにいると感じさせてくれる温度とかにおいとか。全部ひっくるめてありがとうございますって感じです」とコメント。天海は改めて「色々作品を拝見していて、木村さんの熱量を感じたのですが、目の前で拝見すると、『あぁ、これが木村拓哉さんか』と。新鮮なのに、よく練り上げられたものを感じられるというか。特等席でお芝居を見られているので楽しいです」と語った。