映画『ル・ジャルダンへようこそ』(10月11日公開)の製作発表会見が10日、都内にて行われ、女優の清瀬汐希が登壇した。
通常営業のクラブに体験入店
銀座の高級クラブ「ル・ジャルダン」のオーナーママである望月明美氏の同名小説を実写化した同作。主人公・舞子役を演じた清瀬は、「今回、一番難しかったのは、銀座のホステスになりきること」だったといい、「銀座のクラブのことが本当に分からなかったので、ル・ジャルダンの通常営業の時に体験入店をさせていただきました」と告白。
続けて、「お客様につかせていただいて、ホステスさんたちが実際に接客しているのを見させていただいたのですが、話し方から所作まで本当にすごくて。普段の自分にはできないことが多すぎて、うまく役作りできるのかという不安が大きかったんですけど、実際に勤務されている方が映画に出演してくださって、いろいろ教えていただけたので、すごく心強かった」と謝意を述べつつ、「役作りをうまくできてるかは不安なんですけど、なんとかやり切ることができました」と充実した表情で語った。
なお、この会見には、清瀬のほか、藤江萌、風吹ケイ、小松みゆき、新藤栄作、山口みちへい監督、望月明美氏らも登壇した。
あらすじ
銀座にある、とある高級クラブ「ル・ジャルダン」に勤める舞子は日々の生活に鬱屈していた。どうして働いているのか? そう疑問に感じていた舞子だったが、入店の面談の時、明美ママに助けられたことを思い出し、これからはママのため、お店のために頑張ろうと日々の生活を過ごしていった。そんな矢先。2020年に新型コロナウイルスの最初の感染者が確認される。徐々に蔓延していくなか、飲食店、夜の街の業務の意義が問われていく。コロナによって翻弄される明美。最後まで粘るが、とうとう業務停止になってしまう。これからの未来に不安を感じる舞子。どうすることもできず、ただ孤独に自分の部屋にいる日々。ある日、「ル・ジャルダン」の常連客の藤井寺から連絡がある。藤井寺との出会いにより、舞子の心情に変化が訪れるが……