春の訪れを告げるように、こごみやタラの芽などの山菜をはじめ、多くの植物がいっせいに芽吹きだすこの時期、気を付けたいのが有毒植物による食中毒です。

厚生労働省が、公式Xで注意喚起を行っています。

今回は、マイナビ学生の窓口に所属するZ世代の大学生「トレンドリサーチャー」が注目するニュースを紹介します!

  • 厚生労働省「有毒直物に要注意」

    厚生労働省「有毒直物に要注意」

採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない!

畑のわきに生えていた「スイセン」の葉を「にら」と間違えて食べてしまい、食中毒になってしまったというニュースを耳にしたことはありませんか?

厚生労働省によると、「スイセン」のほかにも「スノーフレーク」や「イヌサフラン」「クワズイモ」「チョウセンアサガオ」「シャクナゲ」といった有毒植物が、毎年のように食用植物と間違えられているのだとか。過去10年間に間違われたことのある有毒植物がこちらです。

  • 過去10年間の有毒植物による食中毒発生状況(平成26年~令和5年)

    過去10年間の有毒植物による食中毒発生状況(平成26年~令和5年)

たくさんありますね。間違えるはずがない!と思っていても、「畑に生えている植物=食用」だという思い込みは危険です。また、ニラがたくさん生えている中に、スノーフレークが数本混ざって生えていたら、気づきにくいのではないでしょうか。

誤って食べてしまうと、嘔吐や下痢といった症状だけでなく、最悪の場合、死に至ることも……。まずは、正しい知識を持つことと、確実に判断できない植物は「採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない!」ことが鉄則です。みなさん、くれぐれもご注意を!!

トレンドリサーチャー: 吉田晴音
文:CHIGAKO
編集:マイナビニュース ワーク&ライフ編集部