King & Princeの高橋海人(※高ははしごだか)が、2日に都内で行われたテレビ東京の新ドラマプレミア23枠『95』(4月8日スタート 毎週月曜23:06~)の製作発表会見に中川大志、松本穂香、細田佳央太、犬飼貴丈、関口メンディーとともに登壇した。
同作は、早見和真氏による同名青春小説の実写化作。「日本の音楽産業の30年」について取材を受けていたカラオケ会社に勤める広重秋久は、高校時代の話を聞かれ戸惑っていた。自分の人生を変えた29年前の”あの事件“…これまで蓋をしていたあの頃の記憶が鮮明に蘇っていく。1995年3月20日、成績優秀で品行方正な高校生だった秋久(高橋海人)は、地下鉄サリン事件をきっかけに人の死に直面し、動揺する。世界は本当に終わってしまうのか。言いようのない感情を抱え、持て余していたときに、これまで話したことのなかった同級生・鈴木翔太郎に突然呼び出される。「ぼんやり大人になって、ぼんやり死んで、お前は満足なんだな?」悶々とした気持ちを焚き付けられ、強制的にチーム(仲間)に誘われる。これは、混沌と狂熱が入り混じった1995年を、時には道を踏み外しながら心の赴くままに駆け巡った少年たちのアツい青春ストーリー。
■高橋海人、『95』製作発表会見でドラマの魅力を言いまくる
報道陣に丁寧にお辞儀をしてから登壇した高橋。放送を前に第1話を観たそうで「この作品だからこそできる、ちょっとエッジの効いた映像のつむぎ方や、登場人物みんながアグレッシブでエネルギッシュに関わり合っていく姿に興奮してしまいました」と感想を話し、「何より1995年という時代にリスペクトを込めて、みんなで丁寧に作り上げたので、その熱量が皆さんに伝わればいいなと思っております」とアピールした。
出演が決まった際の心境について聞かれると、「すごく攻めた作品だなと思って。僕自身もそういった作品が大好きなので、ぜひやらせてくださいと!」と快諾したことを明かした高橋。しかし、プレッシャーもあったそうで「キャスト陣の皆さんを見たときに、『わぁ、この中で主演をやるのは相当ハードルが高いな』と思って……自分が現場に入ったら、どうやって立ち振舞るえるだろうかというのをすごく考えました」と振り返っていた。
また、Qこと秋久を演じるにあたって大事したことについては「みんなと過ごす青春時代がすごくグッと凝縮されているので、その中でどれだけ変化できるかというところと、その中でも変わらない秋久の芯の部分でどれだけブレないでいられるかというのは心がけていました」と語った。
会見では、タイトル『95』にかけて「ドラマの魅力を95個言えるまで終われません」という企画を実施。序盤は順調に解答していった高橋らキャスト陣だったが、中盤以降は「中川さんの差し入れがおいしかった」「監督がかわいい」「待ち時間のトークが楽しかった」などと撮影の感想を言い合う場面も。どうにか絞り出し、95個の魅力を言い切った高橋は「少ないですね! もっともっといけた!」と息巻き「あと5はいけますね(笑)」と笑いを誘っていた。