花王は3月12日、「睡眠に関する意識調査」の結果を発表した。調査は2023年7月、首都圏在住の20~60代男女1,954名を対象にインターネットで行われた。
「自分のパフォーマンスは睡眠にかかっていると思うか」と尋ねたところ、「そう思う」と感がる人の割合は20代が最多の70%。若い年代ほどその意識は高く、40代になると61%に、60代では49%までに減少。
睡眠不足になると、体だけでなく脳の働きも低下。怒りっぽくなったりケアレスミスを起こしやすくなったりするだけでなく、認知症との関連などさまざまな研究が進んでいる。睡眠の取り方は、まさしくパフォーマンスの決め手となってくるよう。
続いて、睡眠時間の量や質に対する満足度を聞いたところ、自分の睡眠に満足している人はわずか20%。8割の人は何らかの不満を持っていることが明らかに。不満の理由を見ると、高齢の人ほど「夜中に目が覚める」「朝早く目が覚める」といった睡眠そのものの悩み、若い人は「朝起きても精神的な疲れ・ストレスが取れていない」「朝起きられない」など、年代による悩みの傾向があることが見てとれた。