何かの日程を決めるときは、できるだけ運が良い日を選びたいものです。日本には「吉日」と呼ばれる縁起の良い日が複数ありますが、今回は「月徳日」に注目しました。
月徳日の詳しい意味や読み方はもちろん、やるべきこと、やってはいけないことを紹介します。2024年はいつが月徳日なのかや、その他の吉日もまとめました。
月徳日とは
月徳日とは、「七箇の善日」の一つとして縁起の良い日に数えられる吉日です。まずは意味や読み方を知っておきましょう。
意味や吉日と言われている理由
「月徳」とはその月の徳神のことで、その神様がいるとされる日が「月徳日」になります。
月徳日は「その月の福徳が得られる日」とされ、何をしても吉となる日と考えられています。特に造作、土に関わることと相性が良いとされています。
月徳日と、その他に天赦日・大明日・母倉日・神吉日・鬼宿日・天恩日という7つの吉日を総称したものを「七箇の善日(ななこのぜんにち)」と呼びます。
読み方
月徳日は「つきとくにち」「がっとくにち」「げつとくにち」と読みます。
月徳日にするといいこと
月徳日は何をするにも吉で、特に先ほども触れたように引っ越しや増改築、リフォームといった造作や土に関わる行いに適しているとされています。
引っ越し
土に関わることに良いと考えられているので、新しい土地に移る引っ越しにも良い日だとされています。
新築
家を新築する際、特に土の上に基礎工事をする際に、月徳日を選ぶのもいいでしょう。
増改築・リフォーム
家の増改築やリフォームなども、造作、修造に関わるのでおすすめです。リフォームの日程を決めかねていたなら、月徳日をきっかけにしてもいいかもしれません。
不動産や家にまつわる契約
土地の購入など、不動産の契約を結ぶ日としても良い日とされています。またリフォームの契約、引っ越しの申し込みなどにもいいでしょう。
月徳日にやってはいけないこと
月徳日は基本的に何をしても良い運気になるといわれています。やってはいけないことについては、特に気にする必要はないでしょう。
2024年の月徳日はいつ?
具体的に月徳日はいつにあたるのか、2024年の日付をご紹介します。
大体月に2~3日、多い時は月に4日あるので、比較的スケジュールを合わせやすいのではないでしょうか。他の吉日とセットにするのもおすすめです。
- 1月…7日(日)・17日(水)・27日(土)
- 2月…12日(月・振休)・22日(木)
- 3月…3日(日)・11日(月)・21日(木)・31日(日)
- 4月…8日(月)・18日(木)・28日(日)
- 5月…6日(月・振休)・16日(木)・26日(日)
- 6月…11日(火)・21日(金)
- 7月…1日(月)・9日(火)・19日(金)・29日(月)
- 8月…16日(金)・26日(月)
- 9月…5日(木)・13日(金)・23日(月・振休)
- 10月…3日(木)・9日(水)・19日(土)・29日(火)
- 11月…16日(土)・26日(火)
- 12月…6日(金)・14日(土)・24日(火)
月徳日以外の縁起が良い日
月徳日の他にも、縁起の良いとされる日がたくさんあります。さらに月徳日など吉日同士が重なれば、運気がさらにアップすると考えられています。
それぞれ適したことも紹介するので、したいことに合わせてベストな吉日を見つけてみてくださいね。
天赦日
天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)は、暦注下段における最上の吉日であり、天がすべてをゆるす日といわれています。全てのことに吉といわれ、特に結婚式や入籍の日取りに好まれる吉日です。
年に5~6回しかない大開運日なので、見逃さずに幸運を手に入れましょう。
一粒万倍日
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)は、「新しいことを始めると良い日」といわれています。「一粒の籾(もみ)が万倍になって実る」といわれる吉日で、その日に始めたことが何倍にもなって返ってくる日とされています。
プロポーズや入籍など結婚関係のことや新居への引っ越し、開店・開業などに適していると言えます。また、お財布を新調するとお金が何倍にも増えるともいわれています。ただし借金などネガティブなことは避けましょう。
大安
大安(たいあん)は「大安吉日」と呼ばれることもあり、六曜の中では最も縁起が良いといわれる日です。大安の日は、忌み事でなければ何をやっても吉とされており、結婚式などの慶事にもおすすめです。
寅の日
十二支(じゅうにし)の「寅」に由来する寅の日(とらのひ)は、12日ごとに巡ってきます。
「虎は千里行って千里帰る」ということわざからも「無事に帰る」と捉えられ、旅立ちの日に良いとされています。お金も無事に戻ってくるとされるため、お金にまつわることにもいいでしょう。
ただし「戻る」という意味を含むため、結婚と葬儀には不向きとされています。
母倉日
母倉日(ぼうそうにち)は、慶事を行うのに良い日です。特に結婚式や入籍など、結婚に関することに適しているとされます。元々、「母親が子どもを育てるのと同じように、天が人を慈しむ日」という意味があります。
母倉日は月に4~5日程度巡ってくるため、他の吉日と組み合わせて、予定に組み込みやすいのも魅力です。
神吉日
神吉日(かみよしび・かみよしにち)とは、神事にまつわることが吉とされている日です。神社の参拝や祭礼、祈願などをするのにおすすめです。
また神事の他にも、祖先を祀ることにも向いているとされています。したがって、お墓参りなどにも適した日です。
月徳日は何をするにもおすすめの吉日
月徳日は何をするにもおすすめな、縁起の良い日といわれています。
月に何日かあるので、大切な予定を合わせやすいのもうれしいポイント。月徳日がいつかをチェックして、ぜひ運を味方につけましょう。