寒い季節に必需品であるホットカーペットや、こたつ。どちらも手軽に使える一方で、それぞれの電気代が気になる方も多いと思います。「どっちをメインで使うかな?」「どっちをこれから購入しようかな?」と検討されている方に、ホットカーペットとこたつ、どちらがお得なのか解説していきたいと思います。

寒い冬には必需品であるホットカーペットと「こたつ」

今年も暖冬と言われていますが、それでもホットカーペットとこたつは手放せませんね。よく筆者の周りで「ホットカーペットの方が電気代が高いからこたつ派」などと聞きますが、実際はどうなのでしょうか。

ホットカーペットの仕組み

まず、ホットカーペットとは、カーペットの中に、電熱線が通っており、カーペットに触れると暖かさを感じる暖房器具となっております。

エアコンやストーブと違い、ホットカーペットは触れている部分だけを暖めます。

メリットとしては、比較的温度が高くないため、お子様など安心して使うことができます。またエアコンと違ってお手入れも簡単と言われています。

「こたつ」の仕組み

続いて、こたつの仕組みについて説明します。こたつは、床や畳に置いた卓の内側に、ヒーター(熱源)を設置して、卓の外側を布団などで覆うことで、こたつの内側を暖めることができる暖房器具となっています。

メリットとしては、
(1)比較的電気代が安い
(2)冬場はこたつ、夏場は布団を外して座卓として利用することができる
ということが挙げられます。

どちらがお得?

ホットカーペットとこたつの電気代を比べてみましょう。

・電気代は1kWh=35円として計算しています。
(使用状況、環境によって電気代は変動します)

・ホットカーペット
一般的なホットカーペット(3 畳用)で計算してみます。

定格消費電力が、740Wであり、1時間あたりの消費電力量は、約424Wh(強で算出)となります。

電気代は
消費電力×時間×料金単価で算出できますので、
約0.424(kWh)×1(時間)×35円

1時間使用した場合、14.8円/時間となります。 1ヶ月利用した場合(1日10時間、30日で計算)約4,452 円となります。

・こたつ 定格消費電力が300W、1時間あたりの消費電力量は、約160Wh(強で算出)となります。

電気代は、上記のホットカーペットと同じ方法で算出し、
約0.16(kWh)×1(時間)×35円

1時間使用した場合、5.6円/時間となります。 1ヶ月利用した場合(1日10時間、30日で計算)1,680円となります。

比較すると、1ヶ月あたり2,772円の差が出てきており、
ホットカーペットの方が節約できることが分かりました。
つまり冬場(今回は11月〜3月までの5ヶ月にします)では、
ホットカーペットの方が13,680円節約することができることが分かります

他の暖房機器も活用しよう

また、冬に活躍する暖房器具にはホットカーペットやこたつの他にも、エアコンや電気ストーブなどもありますね。ホットカーペットやこたつは局所的にしか暖めることができないので、寒さ対策を徹底したい時は他の暖房器具を併用するのもおすすめです。

ただしホットカーペットやこたつと比べて電気代がかかりますので、付けっぱなしにはご注意ください。

まとめ

今回は、ホットカーペットとこたつを比較したところ、ホットカーペットの方が節約できることが分かりました。暖房器具それぞれの電気代やメリットを上手く活用し、節約しながら暖かい冬をお過ごしください。

この記事を執筆したファイナンシャルプランナー紹介
小峰一真(こみねかずま)
所属:マイホームFP株式会社