太陽生命保険とT&Dフィナンシャル生命保険は2月14日、日本国が発行する「クライメート・トランジション利付国債(GX経済移行債)」への投資を決定したことを発表した。
同債券は、世界初の国によるトランジション・ボンドとなる。これまでの国債(建設国債、特例国債、復興債等)と同様に、同一の金融商品として統合して発行することに限らず、調達する資金の使途やレポーティング方法等を示したフレームワークを策定したうえで、国際標準への準拠について評価機関からの認証(セカンド・パーティ・オピニオン)を取得した脱炭素成長型経済構造移行債(GX(グリーントランスフォーメーション)経済移行債)の個別銘柄として発行される。
同債券の資金使途は、当該フレームワークを満たすものとして、日本政府が選定した研究開発資金および/または補助金プログラムなどとなる。民間のみでは投資判断が真に困難な事業であって、排出削減と産業競争力強化・経済成長の実現に貢献する分野への投資に優先順位をつけて、使途の対象とする。
発行総額は8,000億円程度、償還期間は10年。