MMDLaboが運営するMMD研究所は2月15日、「2023年1年間のクレジットカード発行とQRコード決済利用開始に関する調査」の結果を発表した。調査は2023年11月24日～11月29日、20歳～69歳の男女30,000人を対象にインターネットで行われた。

2023年1年間に発行したクレジットカードは?

20歳～69歳の男女30,000人のうちクレジットカードを利用している21,431人を対象に、クレジットカード17サービスの中から2023年に発行したクレジットカードを聞いたところ(複数回答可)、「楽天カード」が7.1%と最も多く、次いで「PayPayカード」が5.1%、「三井住友カード」が4.1%となった。

  • クレジットカード17サービスのうち2023年に発行したクレジットカード

これを年代別で見ると、全年代ともに「楽天カード」が最も多く、20代(n=2,738)は次いで「三井住友カード」、「PayPayカード」の順となり、30代(n=3,560)、40代(n=4,936)、50代(n=5,307)、60代(n=4,890)は「PayPayカード」、「三井住友カード」の順となった。

  • クレジットカード17サービスのうち2023年に発行したクレジットカード 年代別

2023年にクレジットカードを発行した4,720人を対象に、発行したクレジットカードの発行理由を聞いたところ(複数回答可)、2023年に発行のクレジットカード上位10サービスそれぞれの発行理由は楽天カード(n=1,528)、PayPayカード(n=1,089)、三井住友カード(n=878)、Oliveフレキシブルペイ(n=708)、dカード(n=685)、au PAY カード(n=558)、JCBカード(n=547)は「ポイント等の還元率が高かった」、イオンカード(n=762)、エポスカード(n=489)は「年会費の負担が無かった」、メルカード(n=606)は「新規入会キャンペーンがあった」がそれぞれ最多となった。

  • 2023年に発行したクレジットカード10サービスの発行理由

2023年1年間に利用を開始したQRコード決済は?

20歳～69歳の男女30,000人のうちQRコード決済を利用している15,963人を対象に、QRコード決済8サービスの中から2023年に利用を開始したQRコード決済を聞いたところ(複数回答可)、「PayPay」が12.0%と最も多く、次いで「楽天ペイ」が10.3%、「d払い」が6.6%となった。

  • QRコード決済8サービスのうち2023年に利用開始したQRコード決済

これを年代別で見ると、20代(n=2,564)、30代(n=2,807)、40代(n=3,819)、50代(n=3,747)は「PayPay」、「楽天ペイ」、「d払い」の順となり、60代(n=3,026)は「楽天ペイ」、「PayPay」、「d払い」の順となった。

  • QRコード決済8サービスのうち2023年に利用開始したQRコード決済 年代別

2023年にQRコード決済の利用を開始した4,175人を対象に、利用開始したQRコード決済の利用開始理由を聞いたところ(複数回答可)、2023年に利用開始したQRコード決済8サービスそれぞれの利用開始理由はPayPay(n=1,923)、楽天ペイ(n=1,637)、d払い(n=1,049)、au PAY(n=833)、メルペイ(n=662)、LINE Pay(n=483)は「ポイントの還元率が高かった」、FamiPay(n=638)は「利用する店でお得になった」、ゆうちょPay(n=237)は「支出を管理しやすそうだった」がそれぞれ最多となった。

  • 2023年に利用開始したQRコード決済8サービスの利用開始理由