友達関係で悩みを抱えている人の中には、「友達に嫌われたのでは?」と不安を抱いている方もいるでしょう。

本記事では友達に嫌われたときによくあるサインやその理由の他、本当に友達に嫌われているか確かめる方法を紹介。実際に嫌われているとわかったときの対処法やおすすめの考え方、嫌われやすい人の特徴もまとめました。

  • 友達に嫌われたときのサインとは

    友達に嫌われたときのサインや、本当に嫌われているかの確認方法、対処法などを紹介します

友達に嫌われたときによくあるサインとは

友達に嫌われたと感じるときは、相手から何かしらのサインが出ている可能性があります。あなたへの態度で変わったところはないか、友達の行動を振り返ってみましょう。

よく見られるサインについて、それぞれ詳しく説明します。

目を合わせて会話をしてくれない

目の動きには、その人の考えが出やすいといわれています。目が合わなかったり目を見て話をしてくれなかったりするときは、相手があなたに対して「コミュニケーションをとりたくない」「深く関わってほしくない」などと思っている場合があります。

嫌いな相手とは物理的に距離を置きたいと考えているのかもしれません。

態度がそっけない

相手に話し掛けても返事がそっけなかったり、他の人への態度に比べてあなたにだけ対応が冷たかったりしたら、嫌われている可能性があります。

そっけない態度は、相手と親しくなりたくないときにとる態度。そっけない態度をとる理由として、「早くこの場から離れたい」「話を続けたくない」などと考えているのかもしれません。

また、相手があなたにだけ作り笑いで接してくるときも、仲良くしたくない心の表れと考えられるでしょう。

会話が続かない

仲が良くなると自然と会話が弾み、長時間おしゃべりが続きます。それぞれの好きなことや最近あったことなどを気を遣わずに話ができるため、精神的にも楽な状態です。しかし、相手があなたのことを嫌っている場合は、会話が弾まず、話がすぐに終わってしまうかもしれません。

また、話を続かせるのに欠かせないのは、プライベートな話。相手にプライベートな話を振っても返してくれない、相手があなたにプライベートな話をしたがらないなどが見られた場合は、これ以上踏み込まないでほしい気持ちの表れかもしれません。あなたと会話をしたくない、あなたの話を聞きたくないなどを示すサインでもあります。

遊ぶ約束ができない

相手と仲良くしたいと考えるときは、会話の中で遊ぶ約束をすることが多いですね。遊ぶことができれば、今よりもっとお互いの仲を深められるからです。逆に嫌いな相手とは、一緒に過ごす時間を避けたいと考えるでしょう。

あなたが遊びに誘っても「予定が合わない」といつも断られたり、代替の日程を提示されなかったり、相手から遊びに誘ってこなかったりする場合は、嫌われているケースも。また、相手が「最近忙しくて遊ぶ暇もない」など、遊びの約束ができない空気を先んじて出してきたら、「誘ってほしくない」と考えている可能性があります。

SNSなどのつながりを拒否される

相手があなたと密に連絡をとるのを避けているのであれば、嫌われているかもしれません。

LINEなどの連絡ツールを使用する際にずっと既読が付かない、既読無視されるなどは、「これ以上あなたと連絡をとりたくない」という気持ちの表れかも。特になかなか既読が付かない場合は、相手からブロックされているケースも考えられます。

また、InstagramやFacebookなどSNSでのつながりを拒否されるケースもあります。アカウントを持っていないと言われたり、フォロー返しをしてくれなかったりする場合は、遠回しにあなたを拒んでいるのかもしれません。

本当に友達に嫌われているか確かめる方法

  • 本当に友達に嫌われているかの確認方法

友達の態度に「あれ?」と疑問を感じ、気になって仕方がないのであれば、確認するのも一つの手です。

嫌われている確信を得ると悲しいかもしれませんが、それでもモヤモヤを解決したいという人は、ぜひ試してみてください。

相手の態度を確認する

あなたと2人きりのときや隣同士になった際に、相手の態度を確認しましょう。特に会話中の様子を観察するのがおすすめです。あなたを無視するなどあからさまな場合は、あなたのことを嫌っている可能性が高いです。

その他、あなたの話をきちんと聞かない、ふざけて聞いていないフリをする、プライベートな話を嫌がるなどの態度がないかチェックしましょう。

自分以外の人への接し方を確認する

あなたに対する接し方と、他の友達への接し方を比べてみるのもいいでしょう。好意を持っている相手には、好かれる態度をとるのが一般的です。

他の友達と比べてあなたにだけ冷たい、あなたとだけ目を合わせないなど、周りの人への接し方とあからさまに違う場合は、相手が高確率であなたを嫌っていると考えられるでしょう。

ただし、相手が自分に対して恋愛感情を抱き始め、自然に接することができなくなっている、という可能性もあります。

悪いうわさがないか確認する

相手とあなたが同じ学校や狭いコミュニティーに属している場合、情報は早く回ります。知らず知らずのうちに、あなたの周りで事実とは異なるうわさが流れている、ということはないでしょうか。例えばあなたが相手の悪口を言っていた、嫌いだと言っていた、などです。

あなただけが知らないうわさ話がないか、友人の会話などに注意を向けたり、確認したりしてみましょう。

共通の友人に聞いてみる

自分の視点で確認するのが難しい場合は、他の友人の意見を参考にするのもおすすめです。共通の友人や知人など、第三者からしか分からない冷静な視点でアドバイスをもらうのもいいでしょう。

悩んだときは自分の考えに集中しがちです。自分以外の意見を参考にするのも忘れずに。

また、もしかすると共通の友人や知人が、相手からあなたの相談を受けていて、その内容を教えてくれる可能性もあります。

本人に直接確認する

思い切って、本人に直接聞いてみる、というのも一つの方法です。

「最近、今までと違うような気がするんだけど、何か悪いことしちゃった?」などのように聞くのがおすすめです。「最近、なんで冷たいの?」「何か機嫌悪いの?」と、相手に落ち度があるような聞き方は避けた方がいいでしょう。

友達に嫌われたと分かったら、すぐできる対処法

  • 友達に嫌われたときの対処法

相手から嫌われたと分かった際、関係を改善したいと願う方もいるのではないでしょうか。

友達に嫌われたと分かった際、ギクシャクした関係を改善するためにできることを紹介します。

嫌われた原因を探す

まずは「なぜ嫌われたのか」を客観的に分析しましょう。失礼な言動や態度をとっていなかったかなど、最近の自分の言動を振り返りましょう。

自己分析が難しい場合は、あなたのことをよく理解してくれている友達に欠点などを聞くことで、より冷静な分析ができるでしょう。自己分析では解決できない点にも気が付けるため、人の意見に耳を傾けることは大切です。

また、嫌われた原因について確信を得たい場合は、勇気を出して本人に確認してみましょう。直接話を聞くのが難しい場合は、LINEなどの連絡ツールを使ってやりとりするのもおすすめです。

自分の言動を反省する

あなた自身の言動に問題があったと分かったら、しっかりと反省をしましょう。今、気付けただけでも、大きな成長につながります。

自分の悪い箇所が見つけられなかった場合は、無意識に人が嫌がる言動をしている場合も。自己中心的な人は好かれにくいため、人に迷惑を掛ける行動をしていないかもう一度確認し、自分を見つめ直しましょう。

同じことを繰り返さないよう、悪い点を改善する

「悪い点を改善しよう」「失敗を繰り返さないように気を付けよう」と意識しても、クセになった行動や言い方は一日では改善できません。継続的に意識し、長期目標を持って改善する必要があります。変わる努力が相手に伝われば、互いの関係を改善できる場合も。

好かれる人になるためには、自分自身と向き合うことが大切です。

嫌われやすい人の特徴とは? 自分を見つめ直すためのチェックリスト

  • 嫌われやすい人の特徴とは

ここでは、一般的に嫌われやすい人によくある特徴を紹介します。

  • 相手への感謝の気持ちがない人
  • 面倒なことは相手に押し付ける人
  • 自分の失敗を認めない人
  • 言い訳ばかりする人
  • 相手によって態度を変える人
  • 自慢話ばかりする人
  • 相手の話を聞かない人
  • 悪口やうわさ話が好きな人

このような行動をする人は「自分中心的」と考えられやすく、周囲から関わりたくないと思われてしまいます。自己中心的な言動を繰り返せば、自分が気付かない間に周りから人が離れてしまうことも。

逆に、以下のような人は周囲からも好かれやすいです。

  • 常に感謝の気持ちを持ってやりとりをする人
  • 面倒事も嫌がらずに引き受けてくれる人
  • 失敗を認められる人
  • 自ら謝れる人
  • 誰でも平等に接する人
  • 相手を褒めるのが上手な人
  • 相手の話に耳を傾け共感する人
  • 悪口やうわさ話に加担せず流されない人

嫌われやすい人の特徴に当てはまる部分はないか確認し、自分自身を見つめ直してみましょう。

友達に嫌われたときに陥りやすい心理と、おすすめの考え方

  • 友達に嫌われたときに陥りやすい心理と、おすすめの考え方

人から嫌われたことが分かると、ショックだと感じますよね。そしてネガティブ思考になったり、神経質になったりすることもあるでしょう。

自己嫌悪に陥ると気持ちの切り替えがうまくできず、なかなか気分が晴れないことも。中には、もう誰も信じられなくなるというケースもあります。

相手との関係を修復するためには、自分自身を見つめ直し反省や改善をすることも大切です。しかしネガティブになり過ぎず、ポジティブな思考や言動を心掛けることも重要です。

まず、被害妄想に陥らないように注意します。悩む時間が多いのであれば、思い切って相手と距離を置くのも一つの手です。

また一度嫌われてしまったら、関係を修復するには多くの時間が掛かる場合も。仲直りできたからといって、その後も以前と同じような関係が継続できるかは分かりません。ですから、「全員から好かれるのは難しい」「去る者は追わず」と考えると、気持ちが楽になりますよ。

その代わり、他のいつもあなたのそばにいてくれる人、自分を認めてくれる相手を大切にしましょう。そうすれば自然とポジティブになれ、自尊心を保てるでしょう。

「友達に嫌われたかも」と思ったら、自分を見つめ直して友達と向き合おう

友達に嫌われたと感じたら、友達からの態度でサインが出ていないかを確認してみましょう。

自分自身で原因を見つけられない場合は、共通の友人や本人に直接聞くなどの手段もあります。悪い箇所は、自分を見つめ直し改善すると、関係修復につながるでしょう。あなたにできることを探し、同じことを繰り返さないように気を付けましょう。

ただし一方的に嫌われている場合は、メンタルを保つためにも距離を置くなどし、関わらないという選択もあります。無理をし過ぎず、前向きに歩んでいきましょう。