ブレイク必至!?横浜DeNA、次世代のスター候補選手6人。期待の若手有望株…

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 いよいよ球春到来を迎えた2024年シーズンのプロ野球。レギュラーシーズンに向けて各球団がスタートを切ったが、チームの躍進には若手選手の底上げが不可欠といえるだろう。そこで今回は、今季のブレイクが期待されている横浜DeNAベイスターズの若手有望株を紹介する。
 

 


松尾汐恩

投打:右投右打
身長/体重:178cm/78kg
生年月日:2004年7月6日
経歴:大阪桐蔭高
ドラフト:2022年ドラフト1位
 
 高卒1年目からファームで十分な成績を記録した松尾汐恩は、ブレイク候補の最筆頭と言っていいだろう。
 
 大阪桐蔭高校では入学当初は内野手だったが、チーム事情でキャッチャーに転向すると、2年夏に正捕手の座を確保。同年夏の甲子園にも出場した。
 

 
 また、高校3年時には選抜甲子園優勝に導く活躍を見せると、U-18高校日本代表にも選出され、ベストナインを受賞。高校通算38本塁打の実績もあり、横浜DeNAベイスターズから1位指名を受け入団した。
 
 ルーキーイヤーは身体作りに励み、一軍出場は無かったものの、ファームでは104試合の出場で打率.277、7本塁打、51打点、6盗塁をマーク。高卒新人らしからぬ結果を残した。
 
 首脳陣からの期待も高まっているだけに、2024年は早い段階からアピールし、一軍デビューを飾りたいところだ。






小園健太

投打:右投右打
身長/体重:185cm/90kg
生年月日:2003年4月9日
経歴:市立和歌山高
ドラフト:2021年ドラフト1位
 
 2023年はファームで多くの登板機会を得た小園健太。その経験を活かし、2024年をステップアップの1年にしたい。
 
 市立和歌山高校では2年秋にエースとなり、翌年春の選抜甲子園では、県立岐阜商業高校を相手に完封勝利。最後の夏は甲子園に手が届かなかったものの、スカウトからの評価は変わらず、ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズから指名を受けた。
 

 
 ルーキーイヤーは身体作りに専念し、実戦登板は長らく無かったが、8月に二軍で初登板を果たすと、リリーフで1イニングを三者凡退に抑えるピッチングを披露。
 
 2023年は、二軍でチーム最多の16試合に先発し2勝5敗、防御率4.21を記録。先発投手としてポテンシャルの高さを見せたが、四死球率も高く、制球面で課題を残した。
 
 それでも、11月には台湾で行われたアジアウィンターリーグに参加し、4試合登板で2勝0敗、防御率1.42と好成績を残すなど、覚醒の兆しを見せた。2024年は今永昇太が抜けた先発陣の穴を埋める存在として、一軍での躍動が期待されている。





梶原昂希

投打:右投左打
身長/体重:189cm/85kg
生年月日:1999年9月19日
経歴:大分雄城台高 - 神奈川大
ドラフト:2021年ドラフト6位
 
 2023年はファームで高打率を収めた梶原昂希。将来が期待される大型外野手もまた、ブレイクを予感させる一人だ。
 
 大分雄城台高校では2年秋から4番を務め、プロ注目打者とも言われていたが、神奈川大学への進学を決断。
 

 
 大学1年秋から首位打者に輝く活躍を見せると、リーグ戦通算12本塁打を記録。抜群の身体能力と将来性を期待され、横浜DeNAベイスターズからドラフト6位指名を受けた。
 
 ルーキーイヤーとなった2022年、梶原はセ・リーグ史上初となるデビュー戦で4安打を記録。その後は安打を重ねることはできなかったものの、ファームでは打率.270をマーク。
 
 また、2023年は、ファーム打率.338を残し、イースタン・リーグの優秀選手賞を獲得。二軍では持ち前の打棒を発揮しているだけに、一軍でもその実力を見せつけたいところだ。






勝又温史

投打:右投左打
身長/体重:180cm/83kg
生年月日:2000年5月22日
経歴:日大鶴ヶ丘高
ドラフト:2018年ドラフト4位
 
 野手転向で飛躍を誓うのが、高卒6年目を迎える勝又温史だ。
 
 日大鶴ヶ丘高校時代には、最速152キロのストレートに加えて、高校通算30本塁打と投打に高い評価を得た勝又。ドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズから投手としてドラフト4位指名を受けた。
 

 
 将来を嘱望されていた中、入団後はフォーム改造がうまくいかず制球難に苦しみ、二軍でも登板できない時期が続いた。
 
 2021年に戦力外通告を受け、野手として育成再契約。すると、2022年は二軍で69試合に出場し、打率.293、6本塁打、23打点の成績を残した。
 
 2023年には105試合の出場で打率.272、6本塁打、30打点をマークし、シーズンオフに支配下復帰を果たした。まずは一軍初出場を成し遂げ、レギュラー争いを演じる存在になれるだろうか。






松本隆之介

投打:左投左打
身長/体重:188cm/94kg
生年月日:2002年7月31日
経歴:横浜高
ドラフト:2020年ドラフト3位
 
 高校時代からインパクトを残し、プロでも期待を寄せられている松本隆之介。荒削りな部分もありながら、ブレイクを予感させる選手だ。
 
 横浜高校では、最速152キロの大型左腕として活躍。そのポテンシャルがスカウトからのも高く評価され、ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから3位指名を受けた。
 

 
 高卒1年目はファームでも苦しい時期を過ごすと、2022年の開幕前には左肩のクリーニング手術を決断。
 
 同年は二軍でも登板なしに終わり、シーズンオフには育成契約に移行することが発表された。
 
 それでも、2023年4月にすぐさま支配下復帰を果たすと、ファームで14イニングを投げ20奪三振を記録、奪三振率は12.86と高水準の数字を残した。2024年は、念願の一軍マウンドを目指す。





深沢鳳介

投打:右投右打
身長/体重:177cm/74kg
生年月日:2003年11月5日
経歴:専大松戸高
ドラフト:2021年ドラフト5位
 
 高い制球力を持つサイド右腕の深沢鳳介は、順調な成長を見せている有望株だ。
 
 専大松戸高校では3年時に春夏ともに甲子園出場。エースとして同校の甲子園初勝利の立役者となるなど、印象的な投球を披露すると、ドラフト会議では横浜DeNAベイスターズから5位指名を受けた。
 

 
 ルーキーイヤーは身体作りに励み、7月に二軍で実戦デビューを果たした。最終的にファーム4試合登板で打者20人に対して5奪三振、無四球、防御率3.86の成績となった。
 
 2023年には主に先発として18試合に登板し6勝6敗、防御率3.28をマークしており、与四球率も1.64と持ち前のコントロールを発揮した。
 
 速球派が主流となっている現代において、右横手からの制球力が武器の深沢。チームメイトの平良拳太郎のように、近い将来の先発ローテーションを目指したいところだ。


 


 

 
【了】