冬もいよいよクライマックスを迎える。

昨年来、丸亀製麺が展開している「ひと手間かけた冬のうまい」シリーズ。「ひと手間かけた」と自称するだけあり、いずれも絶品メニューばかりがラインナップしてきた。現時点では第三弾「かに玉あんかけうどん」の販売が終了したところだが、1月30日から始まる第4弾の内容もスゴかった!

シリーズ最終章を飾るこの限定メニュー、幸いにも一足先に食べる機会に恵まれたので、さっそく詳細をレポートしよう。

▼第4弾は「牡蠣」と「豚ちゃんぽん」が登場!

丸亀製麺の「ひと手間かけた冬のうまい」シリーズ。

第一弾は「鴨ねぎうどん」と「肉がさね玉子あんかけうどん」、第二弾では「鹿児島黒牛 和牛すき焼き釜玉うどん」、そして第三弾では「かに玉あんかけうどん」と、冬の食欲を刺激するメニューが波状攻撃的に繰り出されてきた。

そして今月末、ついにシリーズ最終章にして第4弾となる期間限定メニューが登場する。それが「牡蠣たまあんかけうどん」「牡蠣ぶっかけうどん」「豚ちゃんぽんうどん」の3種類だ。

やっと牡蠣きたか! と思ったら、豚ちゃんぽんまで登場するやないの! なんと、豚ちゃんぽんは三年ぶりの再登場だという。これは必然的にテンションも跳ね上がる。さっそく一品ずつ味わっていこう!

(1)「牡蠣たまあんかけうどん」

まずはこちら、「牡蠣たまあんかけうどん」。丸亀製麺の冬といえばコレ、と言っても過言ではないほどの定番限定メニューだ。なんと今回で7年目に突入するという。毎年首を長くして発売を待ちわびている丸亀製麺ファンも少なくないだろう。

実際に食べてみると、「そりゃあ定番化されますよね」と納得するしかないほどの出来栄え。スープは白だしベースで、北海道産の真昆布や複数の削り節によって深い旨味を引き出しているようだ。もちろん牡蠣の旨味も溶け込んでいる。あんかけに浮かぶ玉子はとろとろ&ふわふわ! 数回に分けて火にかけることで、この柔らかさを作り出しているのだという。

……で、とにかくこの牡蠣ね! 身は大ぶりでぷりぷりしており、磯の風味もかなり濃厚。超・絶・ウ・マ・い!

とにかく、めちゃくちゃ味が濃い。使用している牡蠣は広島湾で獲れたもので、もともと栄養分や甘みが強いという特徴があるらしいのだが、なんと水揚げした直後、そのまま浜辺で殻ごと海水で茹で上げているのだという。そりゃあこれだけ旨味も残るわけだと唸るしかない。しかも、牡蠣は贅沢に6個も使用されているのだ。コスパ的な意味でもめちゃくちゃ優秀である。

うどんは水で締めずに茹で釜から直接盛り付ける「釜抜き麺」を使用。表面が少し毛羽立っており、スープや玉子がよく絡む。食感的にも、もちもちとふわふわのバランスが絶妙だ。あ~、ウマい。

ちなみに、牡蠣たまあんかけうどんは、ショッピングセンターのフードコートなどではなく、主に全国の丸亀製麺の幹線道路沿いなどにある独立店舗で販売されるようだ。

(2)「牡蠣ぶっかけうどん」

続いては完全新作の「牡蠣ぶっかけうどん」。こちらも「よくぞ開発してくれた!」と、開発者に握手を求めたくなるほどクオリティが高かった!

こちらも牡蠣を贅沢に6粒も使用。「牡蠣たまあんかけうどん」と同様、浜で殻ごと茹でた広島県産の牡蠣を使っているという。ただし、こちらはスープで煮込むのではなく、粉をまとわせてからカラッと揚げており、旨味が全部牡蠣の中に凝縮して残っているタイプ。実際、その味わいは一層濃厚で、サクッとした食感、噛んだ瞬間に溢れ出す牡蠣のエキスがマジでたまらない!

さらに、何と言ってもこのマーガリン! 牡蠣にバター系の風味が加わることで、さらに旨味とコクが倍増し、至極の逸品へと進化する。この出汁もまた最高で、ぶっかけだしに特製の海醤だれ(カニ、ホタテ、カキなどの旨味を詰め込んだソース)を加えた結果、磯の旨味やコクが大爆発。黒胡椒もいいアクセントになっており、味変でレモンをかければさっぱりと食べることもできる。隙がまったくない。

牡蠣ぶっかけうどんは主にショッピングセンターやテナントを中心とした一部店舗で販売されるらしい。どうか近くで販売している店舗を見つけ出して、味わってみてほしい。本当にウマいから!

(3)「豚ちゃんぽんうどん」

ラストは「豚ちゃんぽんうどん」。牡蠣系のうどんとは打って変わり、パワータイプのヤンチャ系キャラで、3年ぶりに進化して帰ってきたということだ。

特筆すべきはこのスープ! もうデタラメにウマい。豚骨ベースのスープに、魚介の旨味と特製だしの風味が香る“かえし”を隠し味として加えているらしく、仕上がり具合は超濃厚でコク深い。豚肉や野菜の旨味も溶け出していて、ちゃんぽん専門店にも負けないくらいウマいんですけど……!

具材は豚肉、キャベツ、にんじん、かまぼこ、きくらげなど8種類を使用。ボリューミーなだけでなく、注文を受けてからひとつずつ野菜や肉に火を通すので、野菜のシャキシャキ食感がしっかり残っているのも嬉しい。

こちらも牡蠣たまあんかけうどんと同じく、主に全国の丸亀製麺の幹線道路沿いなどにある独立店舗で販売されるようだ。よし……絶対にリピろっと。

この冬、丸亀製麺が展開してきた「ひと手間かけた冬のうまい」シリーズの最終章、ぜひお試しあれ!