■ブランド発足40周年
1984年のブランド立ち上げから今年で40周年を迎えた、日本でもっとも古いハイパフォーマンスブレーキ部品ブランドのWinmax(ウインマックス)。当時のトップカテゴリーだったF3000をはじめJTCC(全日本ツーリングカー選手権)、F3、全日本GT選手権、N1耐久、全日本ジムカーナ選手権などさまざまなカテゴリーで使用され、2000年代以降はWRCやWTCC(世界ツーリングカー選手権)など、世界各国のモータースポーツでも活躍している。
■モータースポーツのさまざまなカテゴリーで活躍
40周年を記念した出展ブースではこれまでのモータースポーツの歴史をたどるコーナーや、スーパー耐久のST-4クラスでシリーズチャンピオンを獲得したGR86のモノブロックキャリパーを展示。
さらに、40周年を記念した限定キャリパーもお披露目。GT-R(R35)のフロント用、GR86/BRZのフロント用各20台、計40台の限定販売で、切削加工の段階でエディションナンバーを切削し、1~20までの固有番号を各キャリパーに刻印する、プレミアムなキャリパーだ。
ビンテージ商品のコーナーでは、日本のスポーツパッドの先駆けとなった初代モデルの「10」、10のアップグレード版の「20」、サーキット向け商品として絶大な人気を誇った「クエスト」をパッケージ入りで紹介した。
■ラテン語で「武器」を意味するARMA
ウインマックスを代表する製品が、伝統の赤をまとったARMA(アルマ)。街乗り用の「ストリートシリーズ」、ミニサーキット・走行会用の「スポーツシリーズ」、レース用の「サーキットシリーズ」、耐久レース用の「エンデュランスシリーズ」をラインアップし、それぞれのシリーズで平均摩擦係数や対応温度域といった特性の異なる製品を設定しており、効きの好みや走行条件に合わせたパッドが選べる。
■幅広いラインアップで愛車のブレーキチューンをサポート
さらに、ジムカーナ、ダートトライアル、ラリーで国内トップシェアを誇る競技用ブレーキパッドのitzz(イッツ)、GR86/BRZカップ専用のRCシリーズ、キャリパーボディにアルミ合金のなかで最高クラスの強度を持ち、軽量な超々ジュラルミンの総切削と硬質アルマイトを採用し、フィーリングの変化を最小限に抑えたレーシングキャリパー、低コストと性能を両立したディスクローターなど、総合ブレーキブランドとしての幅広いラインアップを訴求していた。
<文と写真=湯目由明>