俳優の福士蒼汰が、21日にスタートするABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『アイのない恋人たち』(毎週日曜22:00~)のイベントに登場した。

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■福士蒼汰主演『アイのない恋人たち』

『魔女の条件』『GTO』『女王の教室』『家政婦のミタ』『同期のサクラ』などを手掛けた遊川和彦氏のオリジナル作品である同作は、2024年の東京に生きるアラサー男女7人が、それぞれにワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも出会い、触れ合い、愛し合おうとする物語。恋愛と距離を置き、恋人のいない7人だが、求めているのは「人とのつながり」、言い換えれば「愛」で……。登場人物が人を愛することで生まれ変わり、新しいステージへ進んでいくラブストーリーを描く。

■名前に“アイ”のある20人がお悩み相談

今回のイベントには、名前に“アイ”があるという20人が集結。客席を見渡した福士は、20人との距離の近さに「……すごく、緊張しますね(笑)。全員の顔がちゃんと見えるからドキドキします」と照れつつも、「短い時間ですが楽しんでください」と爽やかな笑顔を見せ、イベントがスタートした。

スズエアイさんのお悩みは「恋愛をしたい気持ちはあるけれど、恋愛よりも推し活や友人・家族と過ごす時間の方が楽しい。一体どうしたら……?」というもの。福士は「なるほどね?」と噛み締めつつ「いいことですよね。家族や友人と過ごす時間は素敵です。恋愛は、勝手に落ちちゃうものですよね(笑)。だから、『恋愛をした方がいい』と言われたら、『私も大事な人を見つけたいけどね。テヘッ(笑)』っていう返しでいいと思います。この『テヘッ力』が大事です!」とユーモアを交えて回答した。

大学生のイイノサアヤさんのお悩みは「ゼミ、バイト、就活で忙しく、恋愛する余裕がない。完璧主義なので全部手を抜けない。上手な力の抜き方を教えてほしい」というもの。福士は「そうかあ……」と天を仰ぎ、「あなたがやっていることはすごくいいことですよ。いろんなことに真剣に取り組んでいることは」とまずは相手を肯定した上で、「恋愛が自分にエネルギーを与えてくれるという状態が一番いいと思うんです。恋は落ちてしまうものなので(笑)。誰かを好きになったら、恋愛を避ける必要はないと思います」とアドバイスした。イイノさんからは「今は福士さんが自分の頑張るエネルギーになっています」と“アイ”をぶつけられると「あ、そうか(笑)」とうれしそうな笑顔を見せた。

ラストはスドウアイさんからの「好きな人ができても、友達どまりで付き合う関係になれない。来年大学生になるので、自分を変えたい」というお悩み。「友達止まりっていうことは、裏を返すと、めちゃくちゃいい人ってことですよね。それは絶対に忘れないでほしいです」と、福士はアイたっぷりの回答を。さらに導き出した解決方法は、「自分の趣味ややりたいことをつくって忙しくするのはどうでしょう! 自分磨きをたくさんすると輝くから、好きな人にとって気になる女性になる気がするし、もっと素敵な相手が現れると思います」と答えた。

最後に、放送まであと3日となった『アイのない恋人たち』について、「ちょっと不器用でこじらせた男女7人の物語です。僕は普段から、恋愛は人を成長させる一番の道なんじゃないかなと思っていて。連絡ひとつするにしても、どうやって返そう、語尾をどうしよう、絵文字はいるのか? って考えますよね。それって人を見るということなので、恋愛は人を成長させる起爆剤だと思っています。このドラマでも、7人が恋愛を通して成長していく様が描かれているので、ぜひ日曜の夜にご覧ください。そして、月曜日に誰かと『どうだった?』と話しあってください!」とアピールした。

■表参道駅にBIG広告が登場

22日から28日の1週間、東京メトロ・表参道駅の中央B口付近に『アイのない恋人たち』のBIG広告が登場。登場人物たちの写真、紹介コメントが掲載されている。さらに広告内にあるQRコードを読み込むと、番組公式Instagramに遷移し、特別企画に参加できる。

【編集部MEMO】
久米真和(福士蒼汰)は、33歳独身の売れない脚本家。高校時代から一貫して、「一人でも多くの人が、生きる勇気が出るような脚本」を目指し執筆を続けているが、数年前に獲った新人賞を最後に、鳴かず飛ばずのくすぶった生活を送っている。ある日、真和は高校の同級生、淵上多聞(本郷奏多)と郷雄馬(前田公輝)と、15年ぶりの再会を果たす。多聞は一流企業のサラリーマン、雄馬は生活の安定した公務員職に就いていたが、三人そろって独身かつ彼女なし。真和は愛、多聞はI(自分)、雄馬はeye(見る目)のないアラサーになっていた。そんな現状に嘆くのは雄馬のみ。まともな恋愛経験のない多聞はこの先のビジョンを持たず、「愛」のない真和に至っては、後腐れない関係でいられる相手をマッチングアプリで見つけては、三回会ったら連絡を断つと決め、出会いと別れを繰り返している有様だ。一方、脱サラしブックカフェを経営する今村絵里加(岡崎紗絵)は、31歳になる今日まで男性経験ゼロ。店のローンを抱え、引きこもり気味の兄、それを甘やかし続ける母、見て見ぬ振りの父に囲まれた生活の中、恋愛も結婚も自分には縁のないものと諦めている。ところが、店にやってくる同年代の女性客、冨田栞(成海璃子)から合コンに誘われたり、近藤奈美の積極的な婚活姿勢に触れたりするうちに、心境が変化。ほんのお試しのつもりでマッチングアプリに登録してみると、意外にも即、気の合う相手が見つかる。恐る恐るながら、イケメンなプロフィール写真にほだされ初デートに向かうと、そこには真和が。