ライボの調査機関『Job総研』は、「2024年の理想の働き方」をテーマにした「第2回Job川柳」の受賞作品を1月15日に発表した。このイベントは2023年12月13日〜18日の期間実施され、応募総数は324作品だった。
最優秀賞を含む受賞作品は、2023年を象徴した「経済」と「社会」の2部門に分けて選出。賃上げ及び物価高などの経済にまつわる句や、AIやテレワークなどの社会的な句が目立ったという。
最優秀大賞に選出されたのは、「賃上げだ 俺の給与と お小遣い」。
"お小遣い"のワードにより、昨年の物価高で私生活が圧迫されている社会人の生活および経済状態をうかがえる句。また、"賃上げだ"という表現により、働く社会人がこの社会情勢に立ち向かう強い意欲を感じさせる句になっており、「経済/社会面双方」で2023年の社会人の心情を象徴していたことが選出理由になったという。
そのほか、経済部門の金賞作品は「物価高 追いつき追い越せ 我が給料」、銀賞は「上げてやる ボーナスよりも 基本給」、銅賞は「転職で 年収アップに 妻歓喜」が選ばれた。
社会部門については、「任せたい 社内政治も AIに」が金賞に選ばれた。2023年に話題となったAIで人間関係をも解決したいという心情が共感を呼ぶ作品となっている。 次いで銀賞には「月火水 木金土日 日日日」、銅賞には「出社メイン スリムになれよ 勤務形態」が続く結果になった。