スバルは2024年1月12日、KINTOと業務提携契約を締結し、新車サブスクリプションサービスの「KINTO ONE(SUBARU)」を2024年初夏から開始すると発表した。
スバルではこれまで残価設定型クレジット「安心プロテクト3(バンパー、ドアミラー、ドアパンチ損害の修理を3年間補償し、万一のときにはわずかな負担で修理サービスが受けられる)」をはじめとした新しいクルマの買い方を提案してきた。昨今、若年層を中心にユーザーの購買行動が多様化するなかで、従来の所有という形態だけではなく、好きな買い方や自分の使い方に適したプランを選びたいというニーズに対応。この度、KINTOの新車サブスクリプションサービスのプラットフォームを活用して、「KINTO ONE(SUBARU)」を展開することになった。
「KINTO ONE(SUBARU)」は、契約期間が3年/5年/7年から選ぶことができ、任意保険や自動車税、登録諸費用、車両の定期メンテナンス、車検などがパッケージ化された月々の定額サービスとなっている。車両の所有はできず、契約終了後は車両を返却する。納車から契約満了までの間、定期メンテナンスなどを含めてスバルの販売店がカーライフをサポートする。
スバルではユーザーとのつながりを持ち続けられる売り方をしていきたい、クルマをもっと手ごろな価格で提供したいという思いがあり、自社でサブスクリプションサービスを展開するには時間や費用がかかり、認知を広げていくことに課題があった。そこで、2019年1月に設立され、トヨタ車やレクサス車のサブスクリプションサービスで実績のあるKINTOのプラットフォームを活用することになったという。KINTO側でも取り扱い車種を充実させることができるというメリットがある。
2024年初夏のサービス開始時は複数のスバル車を用意する予定で、今回のサービスはスバル販売店とKINTOのウェブサイトから申し込むことができる。今後はトヨタのようにKINTO専用グレードの設定を積極的に検討していきたいとしている。
〈文=ドライバーWeb編集部〉