大津市と大津市大河ドラマ「光る君へ」活用推進協議会、JR西日本は11日、車両外装をラッピングし、内装を装飾したラッピング列車「びわこおおつ 紫式部とれいん」を1月23日から運行開始すると発表した。運行初日に完成お披露目・出発式を開催する。

  • 「びわこおおつ 紫式部とれいん」内装イメージ

「びわこおおつ 紫式部とれいん」は225系1編成(6両編成)を使用。平安時代、貴族や女性文学者に人気のあった「石山詣」(京の都から大津の石山寺へ参詣)の様子や、石山寺から満月を眺める紫式部の姿をイメージしたラッピングを施し、ヘッドマークも取り付ける。

車内装飾も行われ、中吊り・窓上・ドア横の広告枠などを活用。昔の人々が詠んだ和歌や詠われてきた大津の美しい景色、知られざる逸話などを紹介するという。

  • 「びわこおおつ 紫式部とれいん」外装デザインイメージ

  • 「びわこおおつ 紫式部とれいん」ヘッドマークデザインイメージ

運行開始日の1月23日、京都駅0番ホームで出発式を開催。テープカットの後、出席者・関係者による内覧・試乗が行われ、石山駅まで走行する。「びわこおおつ 紫式部とれいん」の運行エリアは東海道・山陽本線米原~上郡間(琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線の区間を含む)とされ、1月23日から3年程度の運行を予定している。