ライボの調査機関「Job総研」は、「2023年 成人の自立意識調査」結果を12月25日に発表した。同調査は、2023年12月6日~12月11日の期間、591人の社会人男女を対象に、インターネットを用いて行われた。

  • 2023年 成人の自立意識調査

はじめに、成人の自立意識の有無を聞くと、「意識がなかった派」は71.8%で過半数を占め、内訳は「全く意識がなかった」(36.1%)、「意識がなかった」(24.5%)、「どちらかといえば意識がなかった」(11.2%)だった。

  • 自立意識の有無

意識がなかったと回答した424人にその理由を聞くと、「社会人としてのマナーや常識に自信がない」が57.3%で最多となり、次いで「経済的に自立して暮らせる自信がない」が51.9%、「お金や契約の正しい判断ができない」が48.3%と、上位3つの回答となった。

  • 実感年齢と条件

回答者全体の591人に自立を実感した年齢を聞くと「23~24歳」が18.8%で最多となり、次いで「25~26歳」が15.4%、「29~30歳」が11.8%という結果に。

同回答者に自立の条件を聞くと「自分で得た収入で生活をしている」が59.7%で最多となり、次いで「自身の言動への責任を持っている」が52.5%、「物事に対する決断力や判断力がある」が51.1%で続いた。

  • 契約やお金に関する失敗経験

回答者全体の591人に契約やお金に関する失敗経験の有無を聞くと、「経験あり」が60.2%で過半数を占め、「経験なし」は39.8%だった。失敗があると回答した356人に具体的な失敗内容を聞くと、上位3つは「予算以上の買い物」(53.1%)、「クレジットカードの利用による多額請求」(28.4%)、「架空請求・詐欺被害」(13.8%)がランクインした。