こちらも大ベテランで、17回目の出場となった馬車道の木村徳治名誉会長は、4年ぶりのソニックシティのステージに「やっぱり最高ですね! おかげさまで、自分でも満足する歌が歌えました」と笑顔。

毎年、石原裕次郎の曲を歌い上げているが、今回「北の旅人」を選曲したのは、「時期的にもちょうど寒くなってきたのと、裕次郎で残された曲がこれぐらいしかなかったんです」という。それでも、恒例の馬車道スタッフによる“矢羽根隊”の踊りや、料理人の“花道パネル”演出も加わってステージを盛り上げた。

長年出場を続け、「これが限界かな」と思うこともあるそうだが、ステージに立つと「来年も頑張ろうかなと思っちゃいます。1年が『歌謡祭』を中心に回ってるから、もう中毒になってる(笑)」といい、「明日から選曲を考えて、特訓したいと思います。『歌謡祭』は、私の命そのものですから!」と、早くも次回出場への意欲を示した。

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清水志摩子社長「あと2回ですね」

財界人のトリは、『埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』に欠かせない32回フル出場の清水園・清水志摩子社長。「最初は、私とサイサンの川本(二郎会長)さんと、三国コカ・コーラボトリングの宮田(保夫会長)さんの3人でやろうということで始めたんですけど、皆さんドタバタでもう面白かったですよ(笑)」と草創期を懐かしむ。

時を経て、女性の出場者も増加。今回は6人となったが、「女性の市長が誕生すると、“あんた出なさいよ”と声をかけているんです」と、その躍進の裏には志摩子社長の剛腕があるようだ。

それだけに、まだまだ活躍が期待されるが、「私ね、今78歳なんですよ。だから80歳で終わりしたい。(今回を除き)あと2回ですね」と、まさかの引退宣言。70歳のときに引退を考えた際は、引き止められて現在に至るが、「どんどん若手が出てきて、頑張ってもらいたいですね」と、後進に道を譲る考えを示した。

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『第32回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』出場者 ※【 】内は出場回数

1:東京ガス(株)埼玉支社・細田千恵支社長【2】/SEKAI NO OWARI「RPG」
2:上里町・山下博一町長【初】/赤い鳥「翼をください」
3:(株)埼玉りそな銀行・福岡聡社長【3】/菅田将暉「虹」
4:蓮田市・山口京子市長【初】/ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」
5:YKK AP(株)埼玉支社・水野彰二支社長【初】/高橋洋子「残酷な天使のテーゼ」
6:草加市・山川百合子市長【初】/木村弓「いつも何度でも」
7:(株)サイサン・川本武彦社長【16】/矢沢永吉「止まらないHa~Ha」
8:埼玉県議会・立石泰広議長【初】/NAT KING COLE「L-O-V-E」
9:(株)コマーム・小松君恵会長【2】/「こころま~るく♪ちがうから☆ワクワク」※オリジナルソング
10:桶川市・小野克典市長【6】/美空ひばり「川の流れのように」
11:ケアハウス和みの里・山中和子理事長【16】/ピンキーとキラーズ「恋の季節」
12:川口市・奥ノ木信夫市長【8】/吉田拓郎「今日までそして明日から」
13:(株)馬車道・木村徳治名誉会長【17】/石原裕次郎「北の旅人」
14:さいたま市・清水勇人市長【14】/さいたま市の歌「希望(ゆめ)のまち」
15:(株)清水園・清水志摩子社長【32】/村上進「鏡の中のつばめ」
16:埼玉県・大野元裕知事【4】/Kiroro「未来へ」