そごう・西武は2024年1月20日〜3月10日、「水木しげる生誕100周年記念 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」を横浜駅東口・そごう横浜店6階の「そごう美術館」にて開催する。

  • 「水木しげる生誕100周年記念 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」

同展では、約100点の妖怪画が集結するほか、妖怪画の具体的な創作手法や、水木しげる氏の蔵書を通じた妖怪文化の歴史について紹介する。

  • あかなめ

展示は、第1章〜第4章で構成。

第1章では、漫画家であり、妖怪絵師であり、妖怪研究家である水木氏が妖怪にこだわり続けた経緯を、「妖怪に興味を持つようになった幼少期の境港時代」「生死を彷徨った従軍時代」「貧困の貸本漫画家から一躍人気漫画家となった時代」に分けて紹介する。

第2章では、水木氏が古書店で購入した鳥山石燕の「画図百鬼夜行」や柳田國男の「妖怪談義」をはじめとした、水木所蔵の妖怪関連書籍の展示と、それらを手がけた絵師や研究者など妖怪文化人について紹介。

  • 鳥山石燕『画図百鬼夜行』1776年 水木しげる蔵

第3章では、晩年までに1,000点近くの日本の妖怪を描いたという水木氏による妖怪画の創作手法を、「絵師たちからの継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」の3つのパターンに分けて考察する。

第4章は、水木氏の妖怪画を存分に味わえる章として展開。「山」「水」「里」「家」それぞれに棲む妖怪ごとに展示する。

そのほか、映像公開やXR観光体験アプリ「ストリートミュージアム」を用いたARコーナーも用意。水曜・木曜の入館では、先着100人にオリジナルの妖怪カードをプレゼントする。

物販では、公式図録「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展図録」(2,200円)のほか、展覧会キービジュアルのグッズを用意している。

  • グッズ例

開館時間は10時〜20時(入館は閉館の30分前まで)で、そごう横浜店の営業時間に準じて変更になる場合もある。チケットは一般が1,600円、大学・高校生1,400円、中学生以下無料。前売券(一般1,400円、大学・高校生1,200円)は2024年1月19日まで販売中。

(C)水木プロダクション