俳優の江口洋介が、アイドルグループ・なにわ男子の道枝駿佑が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(2024年1月23日スタート、初回拡大スペシャル 毎週火曜21:00~)に出演することが28日に明らかになった。

  • 左から道枝駿佑、江口洋介=テレビ朝日提供

■道枝駿佑主演『マルス-ゼロの革命-』

ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(19年)などを手掛けた脚本家・武藤将吾氏の完全オリジナルである今作は、謎多きカリスマ転校生と落ちこぼれ高校生たちが令和の日本をぶっ壊す、前代未聞の「青春“クーデター”サスペンス」。「何かを変えたい」――そう願う落ちこぼれ高校生たちが、道枝演じるカリスマ的なリーダー・美島零(みしま・ぜろ)に導かれ、「マルス」という動画集団を結成、大人社会に反旗を翻していく。道枝のほか、板垣李光人、吉川愛、井上祐貴、横田真悠、山時聡真、泉澤祐希が「マルス」のメンバーとして出演する。

■江口洋介、道枝駿佑と敵対関係に

江口が演じるのは、大手通信事業グループ・クロッキーコミュニケーションズの社長にして日本におけるSNS産業のカリスマ的存在でもある國見亜門。規格外の行動で周囲を圧倒しながらも、人心を掌握して一代で現在の地位までのし上がった人物で、ゼロとは過去にある“因縁”が。その浅からぬ因縁が、ゼロを突き動かすことになる。ゼロを演じる道枝とは、今夏放送されたドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』以来の共演。父と息子を演じた2人が、今作では敵役として対峙する。

■江口洋介(國見亜門・役)コメント

今回僕が演じる國見亜門は実業家として成功者であり野心家。道枝くん演じるゼロとは因縁の関係でもあります。國見なりの規格外なやり方で、「今の日本を変えたい」と思っているようなエネルギッシュな人物ではあるので、そこには共感を持ちながら演じていきたいと思っています。

道枝くんとはドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』以来。夏頃に撮影していたので、3、4カ月ぶりくらいかな? あのときは黒髪だった息子が金髪になって不良になってしまいました(笑)。道枝くんは作品に出るたび、全然違う役柄に挑戦していると思いますので、そんな彼の姿を1人でも多くの方に見ていただけたらいいですね。

僕は今日クランクインでしたが、平川雄一朗監督を中心に現場の雰囲気もすごく良く、監督は丁寧に演出をされている印象でした。このドラマは、SNSでカリスマ的存在だった青年が学校に転入してくるところから始まるわけですが、我々大人から見たら、「学校ではこんなことが起こっているのか」と考えさせられるような内容になるのではないかと思います。親世代には複雑な思いに駆られる部分もあるかもしれませんが、若者たちの熱い思いを、観ている人がエネルギーをもらえるような、そして活力になるような作品になるといいなと思います。

■道枝駿佑(美島零・役)コメント

江口さんとは『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』でご一緒して以来、2度目の共演です。前回とは正反対の、敵役としてまたご一緒できると聞いたときは本当にうれしかったです! 実は僕、江口さんに言っていただいた言葉にすごく救われているんです。最初の本読みが終わって、どう役を演じようかと考え込んでいたときに、江口さんが「道枝くんは芯を持っているからこの役ができると思う」って言ってくださったと人づてに聞いて……。その言葉を励みに頑張れているし、その後も江口さんの言葉を思い出しては力をもらっています。

今回は連ドラで撮影期間も3カ月ほどあるので、より距離を縮めていけたらいいなと思いますし、お芝居でも江口さんに食らいついていきたいと思っています。たくさんのことを江口さんから盗んでいきたいです。

【編集部MEMO】
道枝駿佑のゴールデン帯連続ドラマ初主演作となるテレビ朝日系ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(2024年1月23スタート、初回拡大SP 毎週火曜21:00~)のメインキャストは、11月29日より毎日21時に6日連続で発表された。道枝演じるカリスマ的なリーダー・美島零(みしま・ぜろ)に導かれ、「マルス」という動画集団を結成するメンバーとして、いじめられっ子からゼロの右腕的な存在になる逢沢渾一=アイコン役で板垣李光人、その幼なじみで、彼の初恋相手のヒロイン・貴城香恋役で吉川愛、マルスのお笑い担当・二瓶久高役で井上祐貴、癒し系の天真爛漫な桜庭杏花役で横田真悠、頭脳派の呉井賢成役で山時聡真、心優しく責任感の強い野球部員・桐山球児役で泉澤祐希の出演が発表されている。